新しい教職教育講座<教科教育編4> 初等理科教育
山下 芳樹, 平田 豊誠 著
内容
目次
はじめに 第Ⅰ部 理科を考える 第1章 なぜ理科を学ぶのか 1 理科と科学 2 2017年版学習指導要領の特徴 3 2017年版学習指導要領の理科の特徴 第2章 理科教育はいつ始まったか 1 教科「理科」の誕生をめぐって 2 小学校令は「理科」誕生の原点——理科の原点を探る コラム1 福沢諭吉の目指したもの 第3章 戦後の理科教育の推移——2017年版学習指導要領を読み解くために 1 平和的で民主的な市民の育成を目指して 2 経験主義から系統主義への移行——昭和30年代から40年代 3 系統主義から再度経験主義へ——平成時代の理科教育 第4章 理科は何を教える教科か 1 小学校理科の授業構成 2 小学校理科の内容構成 第5章 理科の教え方・学び方(指導論,学習論) 1 学習論の概観——行動主義から状況主義まで 2 構成主義的学習論 3 方法としての取組み コラム2 夏目漱石と運動の法則 第Ⅱ部 理科の授業をつくる 第6章 深い学びをさそう授業づくり(エネルギー編) 1 エネルギー領域のねらいとその特色 2 各単元を事例として コラム3 電磁石の授業例 コラム4 磁石の授業例 第7章 深い学びをさそう授業づくり(粒子編) 1 粒子領域の「見方・考え方」と内容構成 2 第3学年の指導の実際「物と重さ」 3 第4学年の指導の実際「金属,水,空気と温度」 4 第5学年の指導の実際「物の溶け方」 5 第6学年の指導の実際「水溶液の性質」 6 粒子領域に特徴的な安全指導 7 教師としての自己研鑽のために コラム5 沸騰した水の中から盛んに出てくる泡の正体は?——第4学年「水の三態変化」 第8章 深い学びをさそう授業づくり(生命編) 1 生命領域の特性と指導のポイント 2 第3学年の指導の実際「身の回りの生物」 3 第4学年の指導の実際「季節と生物」「人の体のつくりと運動」 4 第5学年の指導の実際「植物の発芽,成長,結実」「動物の誕生」 5 第6学年の指導の実際「人の体のつくりと働き」「植物の養分と水の通り道」「生物と環境」 6 生命に関する領域での安全指導 7 教師となってからの研修と修養のために コラム6 モンシロチョウの飼育・観察から学ぶ驚きの寄生蜂の世界 第9章 深い学びをさそう授業づくり(地球編) 1 地球領域の特性と指導のポイント 2 第3学年の指導の実際「太陽と地面の様子」 3 第4学年の指導の実際「雨水の行方と地面の様子」 4 第5学年の指導の実際「流れる水の働きと土地の変化」 5 第6学年の指導の実際「土地のつくりと変化」 6 地球領域に特徴的な野外観察・安全指導 コラム7 宇宙に関する授業 第10章 学習指導案は授業の設計図 1 学習指導案の作成について 2 学習指導案の実際と作成のポイント 3 授業づくりと他者との協同 第11章 理科における評価 1 学習評価をめぐるこれまでの展開の概略 2 2017年版学習指導要領で求める資質・能力と目標に準拠した評価の実際 3 新しい学習評価の考え方 第Ⅲ部 明日の理科を構想するために 第12章 理科教育——自己研鑽のために 1 教育研究の方法 2 学び続ける教員となるために 第13章 小学校教員の専門性とは——特色ある授業づくりのために 1 小学校教員に求められる力——小学校教員の専門性を考えるにあたって 2 授業をつくり出す力 3 活用ベースの教材研究を 資料 小学校学習指導要領 第2章 第4節 理科 索 引