内容
アンネ・フランクは、ドイツ生まれのユダヤ人。迫害を逃れるために家族とともに隠れ家で暮らし、毎日のように日記を書いていました。しかし、その日記は761日めでとぎれます。密告によって収容所におくられたアンネは1945年、チフスのために亡くなりました。第二次世界大戦後、家族のなかでただひとり生き残った父、オットーはアンネがのこした日記を出版しました。『アンネの日記』です。隠れ家での暮らしを生き生きと愛情深く、また、人間の内面を深く観察した文章は、いまなお多くの人に読みつがれています。アンネが生きたのはどのような世界だったのでしょう。ユダヤ人は、なぜ迫害されなければならなかったのでしょう。アンネの誕生から死、そして現在までをたどってみましょう。