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歴史の転換期<5> 1348年気候不順と生存危機

長谷部 史彦, 井上 周平, 四日市 康博, 井黒 忍, 松浦 史明  著

千葉 敏之  編
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,850(税込)         
発行年月 2023年07月
出版社/提供元
山川出版社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 255p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/考古学・古代史
ISBN 9784634445055
商品コード 1028705600
NDC分類 209
基本件名 世界史
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2023年08月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028705600

著者紹介

長谷部 史彦(著者):慶應義塾大学文学部教授
井上 周平(著者):立教大学・獨協大学・関東学院大学他非常勤講師
四日市 康博(著者):立教大学文学部准教授
井黒 忍(著者):大谷大学文学部准教授
松浦 史明(著者):日本学術振興会特別研究員(上智大学総合グローバル学部)
千葉 敏之(編者):東京外国語大学総合国際学研究院教授

内容

1348年前後はユーラシア大陸全域が寒冷化した。こうした気候不順は自然災害(洪水など)を引き起こし、各地の生産活動(とくに農業)に打撃を与えた。さらに、栄養不足が疫病の蔓延を助長し、生活に困窮する農民の暴動や反乱を招いた。これら災害・飢饉・戦争・人口減少は、人々を生存危機へと追いやり、既存の体制の土台を掘り崩した。本巻では、気候不順に由来する生存危機を人々がどのように認識し、いかなる克服の試みを重ねていったかという点に着目し、渦中の人々による危機打開の模索の現場を、その成否を含めて論じる。また同時に、「体制(システム)の転換」という点で、とくに中央ユーラシアにまたがるモンゴル帝国の崩壊局面に光を当て、「崩壊」という歴史の転換の現場をビビッドに描く。

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〈目次〉
総論 気候不順と生存危機
1 中東社会とペスト禍・自然災害
2 14世紀ヨーロッパのペスト
3 モンゴル帝国の覇権と解体過程、そのインパクト
4 元明交替の底流
5 東南アジアの14世紀と気候不順  


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〈編者〉
千葉敏之 (東京外国語大学総合国際学研究院教授)

〈著者〉
長谷部 史彦 (慶應義塾大学文学部教授)
井上 周平 (立教大学・獨協大学・関東学院大学他非常勤講師)
四日市 康博 (立教大学文学部准教授)
井黒 忍 (大谷大学文学部准教授)
松浦 史明 (日本学術振興会特別研究員〔上智大学総合グローバル学部〕)

目次