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巡礼ビジネス~ポップカルチャーが観光資産になる時代~(角川新書 K-243)

岡本 健  著

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価格 \946(税込)         
発行年月 2018年12月
出版社/提供元
KADOKAWA
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 293p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経営学/マーケティング・商業
ISBN 9784040822594
商品コード 1028752519
NDC分類 689.21
基本件名 観光事業
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年01月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2019/01/19
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028752519

著者紹介

岡本 健(著者):1983年奈良市生まれ。北海道大学文学部卒業(専攻は認知心理学)、北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士後期課程修了。博士(観光学)。現在、奈良県立大学地域創造学部准教授。著書に『n次創作観光』(NPO法人北海道冒険芸術出版)、『ゾンビ学』(人文書院)、監修および編著に『マンガ・アニメで人気の「聖地」をめぐる神社巡礼』(監修、エクスナレッジ)、『コンテンツツーリズム研究』(編著、福村出版)、『メディア・コンテンツ論』(共編著、ナカニシヤ出版)がある。

内容

どうしたら「大切な場所」を作ることができるのか? 市場拡大するアニメ産業から派生した「聖地巡礼」という消費活動。「過度な商業化による弊害」事例も含め、文化と産業とが融合したケースを数多く紹介する。


【目次】
はじめに
世界的に増加する観光客/インバウンドの衝撃と憂鬱/2兆円を超えたアニメ市場/文化と産業が交錯する「聖地」巡礼/観光「資産」としてのポップカルチャー ほか

第1章 アニメ聖地巡礼
アニメ聖地巡礼とインターネットの普及/アニメ聖地巡礼の実態/情報を創造、発信する旅行者/ボトムアップ的なコンテンツツーリズムへの展開/コンテンツツーリズムと観光政策 ほか

第2章 コンテンツツーリズムへの展開
点を面に展開する/ホスピタリティとおもてなし/コンテンツをきっかけに地域資源の良さを伝える/伝統創造の源泉となるコンテンツ

第3章 観光資源を生む「創造性」
観光は「差異」を売る産業/差異を生む「創造性」/社会の変化によって価値が生じる/旅行者が発揮する創造性/創造的な景観の評価と活用 ほか

第4章 現実、情報、虚構空間への巡礼
リアル「脱出」ゲーム/位置情報ゲームと地域の表象/コミュニティ・オブ・インタレストと地域の出会い ほか
 
第5章 観光「資産」化への道
コンテンツで既存施設への新規顧客の集客/コンテクストそのものを利用する/地域資源への感性的アクセスを考える/アーカイブとデータベースの重要性/ポップカルチャーの政策と活用 ほか

第6章 巡礼ビジネスに必要なこと
巡礼ビジネスを始めるヒント/情報発信のプラットフォーム/知的財産と創造性教育の充実/先行する事例や研究を調べる/巡礼ビジネスのふ化器を作り上げる

対談 村山慶輔 × 岡本健
参考文献

目次