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荒野の精神医学~福島原発事故と日本的ナルシシズム~(遠見こころライブラリー)
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\2,860(税込)
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発行年月 |
2019年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
286p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学 |
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ISBN |
9784866160832 |
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商品コード |
1029834730 |
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NDC分類 |
493.7 |
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基本件名 |
精神医学 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2019年04月2週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029834730 |
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内容
本書『荒野の精神医学』は,東京の大学病院に勤務する精神科医であった著者が,被災地の復興に加わるべく福島県南相馬市に移住し,日々の活動を通して深めてきた日本文化論・日本人論である。
荒野とは,中央から疎外された場所である。精神科病院がそうであり,原発事故のために復興が遅れている地域がそうである。そこでは,「集団との一体感を重視し,弱い者をスケープゴートにして凝集性を高める」「揺るがしてはならない規則や論理がある場面でも,情と力に流される」「個人の判断や思考を回避しそれを他者に委ねたがる」といった,日本人の無意識の精神性「日本的ナルシシズム」が露出しやすい。
著者は自らその渦中に身を置き,日本的ナルシシズムを乗り越えることが真の復興へつながると提言する。荒野に希望を生む精神科医の挑戦。