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書評掲載

たてがみの摑み方~俳人・武藤紀子に迫る~

武藤 紀子  著

橋本 小たか  他
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価格 \2,530(税込)         
発行年月 2019年04月
出版社/提供元
ふらんす堂
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 163p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784781411682
商品コード 1030183142
NDC分類 911.362
個人件名 武藤/紀子
書評掲載誌 朝日新聞 2019/05/26
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030183142

内容

◆俳人・武藤紀子に迫る

こんなざっくばらんでいいのか……

武藤紀子は普通のおばさんである。
いや、そうではない。
断じてちがう、
おばさんの代表格のようでいながら、
おばさんではない。
おばさんと俳人・武藤紀子の間にある深淵。
それはこの一書を読めばわかる。

◆本文より
「そこに私がいるんだと思い込んでいた」
「さあどうだ、何かありそうだろう」
「飴山先生の十年だわって思った」
「言葉からも入れるんだ」
「長谷川櫂は」
「強さが弱い」
「方向性のないエネルギーがありますね」
「人間のほうがよっぽどおもしろい」
「魚目を離れたことは無いのよ」
「興味ないことを上手に詠んだってさあ」
「絶対あるよ、と思うのよ。この句には」
「ぜんぜん私が無い、ないないづくし」
「人智の及ばない自然、だけでは我慢できない」
「シュールなのがやりたい、今、今、今」
「癌ってなかなか俳句にならないよね」
「それが分かんないから、すごいのさ」