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大学なんか行っても意味はない?~教育反対の経済学~

ブライアン・カプラン  著

月谷 真紀  翻訳
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価格 \5,060(税込)         
発行年月 2019年07月
出版社/提供元
みすず書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,414p,104p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/教育社会学
ISBN 9784622088196
商品コード 1030542919
NDC分類 371.3
基本件名 教育経済学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年08月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2019/08/24
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030542919

著者紹介

ブライアン・カプラン(著者):プリンストン大学で博士号を取得。ジョージ・メイソン大学経済学部教授。専門は公共経済学、公共選択論など。著書に「選挙の経済学」がある。

内容

人気ブロガー経済学者が、経済学の概念「シグナリング」をキーワードに、現在の教育システムが抱える問題点を実証データで分析する。
なぜ学生は楽勝授業を探し、試験が終われば学んだことを平気で忘れてしまうのか? なぜ過去数十年で教育が普及したのに、平均的な労働者が良い仕事に就けず、学歴インフレが起きているのか? なぜ企業は、ほとんど使うあてのない学校教育を受けた労働者に給料を支払うのか? なぜ社会では、学校を卒業することが最大の協調性のシグナルになるのか?
その答えのカギはすべて、「教育の最大の役割は学生のスキルを伸ばすことではなく、知力、協調性、仕事への姿勢についてのお墨付きを与えることにある」というシグナリングの考え方にある。本書の示す問題解決への道筋は、高等教育縮小と職業教育拡充だ。
最新の社会科学による、教育への根源的かつ挑発的な問いかけ。

重要な問いを提起している。
――『ガーディアン』紙

[教育を]再考しつつある生徒にも、親にも、新風を吹き込む本だ。
――『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙

きわめて重要な本だ。
――L・プリチェット(ハーバード大学教授)

彼の結論に読者は心を乱されるだろう。
怒りさえするかもしれない。だが無視できないはずだ。
――R・ヴェダー(オハイオ大学教授)

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