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ナチス破壊の経済~1923-1945~<上>
山形 浩生,
森本 正史
翻訳
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\5,280(税込)
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発行年月 |
2019年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
22p,415p,62p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史 |
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ISBN |
9784622088127 |
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商品コード |
1030573218 |
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NDC分類 |
332.34 |
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基本件名 |
ドイツ-経済-歴史 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年09月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2019/10/12、読売新聞 2019/11/24、朝日新聞 2022/04/02、日本経済新聞 2022/04/09 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030573218 |
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著者紹介
アダム・トゥーズ(著者):ロンドン生まれ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号取得。イェール大学のバートン・M・ビッグス教授、国際安全保障研究所所長などを歴任。コロンビア大学歴史学教授。
内容
ナチスの経済政策が、いかに付け焼き刃に過ぎなかったかを、圧倒的データと史料で描ききり、通俗的理解を覆す決定版、ついに邦訳。
「本書の第一目的は、経済をヒトラー体制理解の中心に据え直すことだ…20世紀経済史の決定的な特徴として突出しているのは、ドイツ、あるいは他のヨーロッパ国の特異な優位性ではなく、一連の新経済大国、なかでもアメリカによる「旧大陸」の失墜だ…アメリカは私たちの第三帝国に対する理解の中心軸となる…東部で最後の一大領土掌握を行うことで、ドイツは、国内の豊かさと、来るべきアメリカとの超大国競争に勝つために必要な基盤の両方のための、自給自足基盤を作り上げようとしたのだった…だがヒトラーといえど、根底にある経済力や軍事力の均衡を変えられはしなかった。要するにドイツ経済は、アメリカはおろか、イギリスとソヴィエト連邦両国を含むヨーロッパの隣国すべてを圧倒できる軍事力を作り出せるほど強くはなかったのだ…ヒトラーの内心では、アメリカが第三帝国に与える脅威は、よくある単なる超大国間の対立ではなかった。ヒトラーのユダヤの世界的陰謀に対する不変の恐怖と絡み合っていたのだ」(序文より)
上巻では、シュトレーゼマン政権(1923)から、ヒトラーの政権掌握、再軍備と戦争準備、そしてポーランド占領後(1940)までを扱う。
雇用創出、アウトバーン建設といったナチ経済政策につきまとう神話の実像を暴きつつ、戦争遂行に向けた、外貨確保を中心とした金融経済政策、および兵器、食糧、労働力、資源の動員体制の確立を、あますところなく詳述する。