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星の文化史事典 増補新版

出雲 晶子  著

 絶版
   
価格 \4,840(税込)         
発行年月 2019年11月
出版社/提供元
白水社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 489p,47p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/理工学/天文学/恒星
ISBN 9784560097137
商品コード 1030722887
NDC分類 443.033
基本件名 星-辞典
本の性格 学生用
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030722887

著者紹介

出雲 晶子(著者):1962年東京生まれ。東京学芸大学教育学部理科地学科卒業。横浜こども科学館のプラネタリウム、広報、科学工作教室を経て、フリーで活動。著書に「あの星はなにに見える?」など。

内容

天空への果てしない想像力

 天体観測は気象条件に大きく左右される。曇りや雨なら大好きな天体は厚い雲の彼方。たとえ晴れていても冬の朝晩は地域によってはかなり冷え込み、心置きなく星の瞬きを堪能することは難しい。自然相手ではなかなか希望どおりにはいかない。
 忍耐力がなくても、屋内でも天空を味わい、楽しむ方法はないのか。それが天文学である。学問としての「てんもんがく」ではなく、「てんぶんがく」とここでは読んでみたい。手の届かない星々に対して、私たち人類は伝承や文学のみならず、信仰や芸術作品など、さまざまな物語を世界中で紡ぎつづけてきた。
 ひとつの星や星座にも地域によってそれぞれの謂れがあり、何が大切にされているかが異なる。いわゆる88星座はあくまでも西洋の見方。日本のみならず、中国やインド、アラブ、スラヴ、アフリカ、オセアニア、南北アメリカなど、天空への思いは一様ではない。星や星座、月や太陽、流れ星や天の川に対して何を思い、どんな願いを託してきたのか。増補新版にあたり、見出しを大幅に増やし、2000項目以上を収録。図版多数掲載。テーマ別、地域別索引を付す。お気に入りの場所でとことん星の物語を堪能していただきたい。