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上級国民/下級国民(小学館新書 354)

橘 玲  著

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価格 \902(税込)         
発行年月 2019年08月
出版社/提供元
小学館
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 238p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団
ISBN 9784098253548
商品コード 1030731662
NDC分類 361.8
基本件名 社会階層
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年09月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030731662

内容

やっぱり本当だった。

いったん「下級国民」に落ちてしまえば、「下級国民」として老い、死んでいくしかない。幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民」だけだ──。これが現代日本社会を生きる多くのひとたちの本音だというのです。(まえがきより)

バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。

「上級/下級」の分断は、日本ばかりではない。アメリカのトランプ大統領選出、イギリスのブレグジット(EU離脱)、フランスの黄色ベスト(ジレジョーヌ)デモなど、欧米社会を揺るがす出来事はどれも「下級国民」による「上級国民」への抗議行動だ。

「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流のなかで、世界が総体としてはゆたかになり、ひとびとが全体としては幸福になるのとひきかえに、先進国のマジョリティは「上級国民/下級国民」へと分断されていく──。

ベストセラー『言ってはいけない』シリーズも話題の人気作家・橘玲氏が、世界レベルで現実に進行する分断の正体をあぶり出す。

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