著者紹介
ジュリア・ショウ(著者):ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)心理学科の科学者。学術研究、講義、鑑定人としての仕事を通じ、さまざまなやり方で犯罪行為の理解に努めてきた。刑事事件の専門家として助言を与え、警察や軍で研修をおこない、犯罪者の更生プログラムの評価をおこなってきた。2016年に出版され、ベストセラーとなった著書The Memory Illusion: Remembering, Forgetting, and the Science of False Memory(邦訳『脳はなぜ都合よく記憶するのか――記憶科学が教える脳と人間の不思議』、講談社)は、20ヵ国語に翻訳された。これらの業績は、CNN、BBC、ニューヨーカー誌、ワイヤード誌、フォーブス誌、ガーディアン紙、デア・シュピーゲル誌で取り上げられている。
服部 由美(翻訳):翻訳家。訳書にダナ・コーエン、ジーナ・ブリア『「食べる水」が体を変える――疲労・肥満・老いを遠ざける、最新の水分補給メソッド』、ジュリア・ショウ『脳はなぜ都合よく記憶するのか――記憶科学が教える脳と人間の不思議』、ジョー・マーチャント『「病は気から」を科学する』(以上、講談社)、キャロライン・メイス『思いやりのチャクラ――あなたの選ぶ行動が奇跡を起こす』(サンマーク出版)などがある。
内容
2019年11月16日の日本経済新聞に書評掲載!
「人が陥るメカニズムを分析」
「猟奇殺人から小児性愛まで、
リベラル化する現代社会でもっともおぞましいものに
『科学』を武器に果敢に切り込んだ」(推薦 橘玲氏)
人はなぜ平然と差別、嘲笑、暴力に加担するのか?
人間をモンスターに変えるものは何か?
ファクトが語る脳と遺伝子のダークサイド。
激しい賛否両論を巻き起こす著者の話題書!
第1章 あなたの中のサディスト――悪の神経科学
第2章 殺すように作られた――殺人願望の心理学
第3章 フリークショー――不気味さを解剖する
第4章 テクノロジーの光と影――テクノロジーは人をどう変えるか
第5章 いかがわしさを探る――性的逸脱の科学
第6章 捕食者を捕まえるために――小児性愛者を理解する
第7章 スーツを着たヘビ――集団思考の心理学
第8章 私は声を上げなかった――服従の科学