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身体を引き受ける~トランスジェンダーと物質性のレトリック~
藤高和輝
翻訳
発行年月 |
2019年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
4p,365p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784753103553 |
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商品コード |
1030815071 |
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NDC分類 |
367.9 |
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基本件名 |
性同一性障害 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年10月3週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2019/11/10 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030815071 |
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著者紹介
ゲイル・サラモン(著者):ゲイル・サラモン(Gayle Salamon) カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。その後、プリンストン大学の英語学の助教を経て、現在、同大学の英語学、及び、ジェンダー&セクシュアリティ・スタディーズ・プログラムの教授。本書の他に、 The Life and Death of Latisha King: A Critical Phenomenology of Transohobia, NYU Press, 2018がある。
藤高和輝(翻訳):藤高和輝(フジタカ・カズキ) 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、大阪大学人間科学研究科助教。著書に、『ジュディス・バトラー――生と哲学を賭けた闘い』(以文社)。共著書に、『子どもと教育の未来を考えるII』(北樹出版)。論文に、「とり乱しを引き受けること――男性アイデンティティとトランスジェンダー・アイデンティティのあいだで」(2019, 『現代思想 特集=「男性学」の現在――〈男〉というジェンダーのゆくえ』)、「身体を書き直す――トランスジェンダー理論としての『ジェンダー・トラブル』」(2019, 『現代思想 総特集=ジュディス・バトラー 『ジェンダー・トラブル』から『アセンブリ』へ』)など。
内容
「LGB-fake-T」として、不可視化されてきたトランスジェンダーの身体。本書は、現象学や精神分析をトランスジェンダー理論として読み直す。「身体自我」、「身体図式」などの概念を駆使して、トランスジェンダーの身体経験を理論的に考察。「身体とは単なる物質的なものではなく、身体イメージの媒介によってはじめて生きられる」というトランスジェンダーの身体経験の分析を通じて身体そのものを問い直し、「感じられた身体」と「物質的な身体」の不一致や心身二元論を乗り越える枠組みを提示する。トランスジェンダースタディーズの重要書。