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丸善のおすすめ度

こんなにも面白い万葉集

山口 博  著

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価格 \1,540(税込)         
発行年月 2019年10月
出版社/提供元
PHP研究所
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 236p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784569845500
商品コード 1030825850
NDC分類 911.12
基本件名 万葉集
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年11月5週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/01/11
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030825850

著者紹介

山口 博(著者):1932年東京生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。富山大学、聖徳大学名誉教授。文学博士。著書に「王朝貴族物語」など。

内容

一度『万葉集』を読んでみたいと思いいざ手にとってみても、冒頭の「籠もよ み籠持ち 堀串もよ……」で挫折してしまう。そこで本書では、現代人の心にも響く歌を抜粋し、歌の前にその現代語訳を掲載。意味がわかってから読むから、和歌の魅力が理解しやすくなるのだ。カルチャースクールでの物語性あふれる語り口が評判の著者が、「宮仕えをさぼって怒られた人の歌」「妻が浮気しないかと心配する防人(さきもり)の歌」「優秀さが仇になり、刑死した大津皇子の歌」などを紹介。
■本書で紹介している和歌の例
外交の窓口の大宰府の在る筑紫や港町の難波には、匂うような美女が大勢いた。それに魅惑される男は少なくないが、こちらの男は故郷の妻を忘れることができなかった。「難波の人が葦の火を焚く家のように、煤(すす)けているけれども、わが妻こそはいつも可愛いんだよなあ」。
難波人 葦火焚く屋の煤してあれど 己が妻こそ常愛づらしき(巻11・2651)