ビジュアル資料でたどる文豪たちの東京
内容
目次
刊行にあたって 坂上弘 はじめに―東京文学を歩く 池内輝雄 生活を支えた本郷菊坂の質店―樋口一葉と伊勢屋 山崎一穎 千駄木・団子坂:確執と親和の青春―森鷗外と高村光太郎・木下杢太郎 小林幸夫 漱石作品における「東京」の位置―「山の手」と「下町」の視点から 中島国彦 女性たちの東京―泉鏡花と永井荷風 持田叙子 近代医学へのまなざし―斎藤茂吉と青山脳病院 小泉博明 作家たちの避暑地―芥川龍之介の軽井沢体験など 池内輝雄 伏字の話から始まって―弴・万太郎・瀧太郎 武藤康史 林芙美子の東京―雌伏期の雑司ヶ谷、道玄坂、白山上南天堂喫茶部 江種満子 遊び、働き、住むところ―川端康成・佐多稲子たち、それぞれの浅草 宮内淳子 [文学館記念館紹介] 一葉記念館/武者小路実篤記念館/田端文士村記念館/世田谷文学館/太宰治文学サロン/森鷗外記念館/漱石山房記念館/日本近代文学館