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8050問題~中高年ひきこもり、7つの家族の再生物語~

黒川 祥子  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,650(税込)         
発行年月 2019年11月
出版社/提供元
集英社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 236p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/家族・世代
ISBN 9784087816822
商品コード 1031126612
NDC分類 367.7
基本件名 ひきこもり
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年01月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031126612

著者紹介

黒川 祥子(著者):福島県出身。東京女子大学文理学部卒業。ノンフィクション作家。「誕生日を知らない女の子」で開高健ノンフィクション賞受賞。他の著書に「PTA不要論」など。

内容

推計61万3千人。深き苦悩を見つめた、
希望と救いのノンフィクション。

「8050問題」とは、80代の親が50代のひきこもりの子を抱えている家庭、そしてそこから派生する問題を指す。
1990年代後半から顕在化してきた若者のひきこもり問題が、解決せぬまま長期化。
親が高齢者になるとともに当事者が中高年に達し、今、深刻な社会問題として浮上してきている。
本書では「8050問題」の根源には「家族の機能不全」があると捉え、当事者や家族、支援者に密着取材。
その現状や心理をリアルに描写する。彼らはどこでつまずき、何によって光を見出したのか。
その格闘の姿を伝える、希望と救いのノンフィクション。

●山田ルイ53世さん(漫才師「髭男爵」、6年間ひきこもり)
激賞!

本書で描かれるのは、7つの家族の物語。皆一様に、゛普通"から滑落した人々だ。
そこからの再生、゛ルネッサンス"の物語でもあるが、その歩みはあまりに弱々しく、輝かしいものではない。
しかし、長い間「社会と関係ない人間」だった筆者には、痛いほどわかる。踏み出した一歩の偉大さも、それが半ば奇跡だということも。
彼らを知れば、「8050問題」はすべての家族に起こりえるリアルな゛将来"の1つであり、にもかかわらず差し伸べられる手の少なさに愕然とする。
かつて゛当事者"だったことを盾にとり、不謹慎な物言いをお許しいただこう。
本書は「面白い読み物」。
絶妙な距離感で取材対象と接し続けた著者が、丁寧かつ情熱的に書き上げた一冊……「ひきこもって」一息に読み終えることをお勧めする。
(本書オビに掲載の言葉)


【著者プロフィール】黒川祥子(くろかわ しょうこ)
ノンフィクション作家。福島県出身。東京女子大学文理学部卒業。
2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち』で、第11回開高健ノンフィクション賞受賞。
近著に『子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち』『「心の除染」という虚構 除染先進都市はなぜ除染をやめたのか』
『県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』『PTA不要論』、共著に『WHO I AM パラリンピアンたちの肖像』。
橘由歩名義で『「ひきこもり」たちの夜が明けるとき 彼らはこうして自ら歩き始めた』がある。