アフリカ系アメリカ人の文化は、野心的で、豊かで、複雑で、様々な意味が染み込んでいます。それは迫害から生まれたのですが、ポジティブで創造的な表現となって現れました。
　スポーツから、美術、宗教、音楽、アントレプレナーシップに至るまで、本書はアフリカ系アメリカ人の膨大な文化的表現を文章化し、それがアメリカに与えた影響について論じています。
　最新の国勢調査によると、アメリカの人口の13％未満がアフリカ系アメリカ人と特定されており、依然として少数派であることがわかります。しかしながら、アフリカ系アメリカ人の文化からの強い影響は、音楽、芸術、エンターテインメント、教育、宗教、スポーツ、政治、ビジネスといったアメリカの主流な文化全体に共通しています。本書はアフリカ系アメリカ人の文化表現のほぼすべての面をカバーし、奴隷制度の時代を経て何百年も前からアフリカの文化が保存されてきた方法から、オバマ政権以降のアフリカ系アメリカ人の文化の豊かさと複雑さまで、幅広いテーマを探求しています。また、ファッションや美容、ジャズ音楽の発展などあまりメジャーではないトピックスも取り上げています。アフリカ系アメリカ人の様々な業界での功績にも注目しており、他に類を見ない包括的なレファレンスとなっています。

本書の特長
? スポーツをはじめ、ブルース、ゴスペル、ヒップホップ、ジャズなどの音楽ジャンル、キリスト教、イスラム教、ヨルバおけるアフリカ系アメリカ人の活躍を通じて、文化の影響力を明らかにしています。
? アフリカ系アメリカ人がアメリカで自分たちの文化を生み出し、維持し、発展させてきた方法を解明します。
? 迫害された人々の特定のグループがアメリカで芸術的・文化的に繁栄する方法を学んだ、その実践的な知識を読者が得ることで、「多様性」がどんなものかを真に理解することができるでしょう。