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野蛮の言説~差別と排除の精神史~(春陽堂ライブラリー 002)

中村隆之  著

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価格 \2,860(税込)         
発行年月 2020年02月
出版社/提供元
春陽堂書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 349p,5p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/社会組織・社会集団
ISBN 9784394195016
商品コード 1031336804
NDC分類 361.8
基本件名 社会的差別-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年03月2週
書評掲載誌 読売新聞 2020/02/23
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031336804

著者紹介

中村隆之(著者):早稲田大学准教授。
フランス文学・カリブ海文学研究者。
主な著書に『カリブー世界論』(人文書院、2013年)『エドゥアール・グリッサン――〈全ー世界〉のヴィジョン』(岩波現代全書、2016年)、翻訳に、ル・クレジオ『氷山へ』(水声社、2015年)、エドゥアール・グリッサン『痕跡』(水声社、2016年)がある。

内容

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ブレイディみかこさん推薦!
「21世紀の差別を考えるための思想史講座
 進化論の暗部、優生学、能力主義、安楽死、ヘイトスピーチ。
 野蛮の言説から広がるトピックのなんと現代的でホットなことか。
 人はなぜ差別を合理化できると思うのか。
 「文明と野蛮=優と劣」の構図からそれを解き明かす。
 移民として欧州に暮らし、時々「見てしまうもの」の正体がクリアになった。」
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人類の長い歴史の中には、他者を蔑視し排除する言葉が常に存在していた。
コロンブスの新大陸発見、ダーウィンの進化論、ナチ・ドイツによるホロコースト、そして現代日本における差別意識まで、
古今東西の著作を紐解き、文明と野蛮の対立を生む人間の精神史を追う。
人が他者を「野蛮なる存在」として見てしまう心理と、その眼差しを生む社会的背景を探る。

目次