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香港はなぜ戦っているのか

李 怡  著

坂井 臣之助  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,420(税込)         
発行年月 2020年03月
出版社/提供元
草思社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 260p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治学一般
ISBN 9784794224453
商品コード 1031415253
NDC分類 312.2239
基本件名 香港-政治・行政
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年04月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2020/03/15
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031415253

著者紹介

李 怡(著者):李 怡(りー・いー)
1936年中国広州市生まれ。本名・李秉堯,ペンネームは舒樺、齊辛など。香港の時事評論家、コラムニスト。1956年から文筆・編集活動に入る。1970年に政論月刊誌『七十年代』(後に『九十年代』に改称)を創刊、編集長を28年間務める。1998年に雑誌廃刊後、日刊紙『蘋果日報』の社説やコラム「世道人生」を執筆。また香港の公共放送(RTHK)の番組「一分間の閲読」を主宰し、今日に至る。2013年に出版した『香港思潮』(本書)は香港各界から高く評価される。他に『最も悪い時代、最も良い時代』『世道人生之八十自述』など著書多数。
坂井 臣之助(翻訳):坂井 臣之助(さかい・しんのすけ)
1941年東京生まれ。慶應大学経済学部卒業。共同通信社入社。2度の香港特派員、編集委員兼論説委員を歴任。共著に『香港返還』(大修館書店)、訳書に『超限戦』(共同通信社、後に角川新書)、『中国現代化の落とし穴』『中央宣伝部を討伐せよ』(以上、草思社)がある。

内容

危機は起こるべくして起こった!
香港在住70年のベテランジャーナリストが暴く「一国二制度」の欺瞞に満ちた実態。
中国の圧迫が生んだ「香港人意識(本土意識)」の高揚に光を当てるタイムリーな一冊!

危機の背景にあるのが、香港の中国化と、
それに反発する香港の本土意識の高まり、両者の対決である。
香港の本土意識とは何か。わかりやすく言えば、それは香港を「ふるさと」と考え、
香港の現状(法と自由の尊重)を大切にし、広東語の文化を愛し、香港の利益を優先する
ローカリズム(地域主義)の意識である。
本土意識こそ近年の香港情勢を読み解くキーワードだと言っても過言ではない。
(本書「解説」より)


1、香港の「本土意識」とは何か
2、香港の「本土意識」はいつ生まれたか 
3、なぜ「香港を守る」という意識が拡大したのか 
4、香港人と新香港人 
5、危機に直面する「法治」
6、「愛港」精神と脱中国化 
7、無視されつづける市民感情
8、台湾と香港、新たなアイデンティティの誕生 
9、「一国」の圧迫が生んだ「二制度」の自主意識
10、いかにして混迷から抜け出すか

目次