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心の解離構造~解離性同一性障害の理解と治療~

エリザベス・F・ハウエル  著

宮川 麻衣  翻訳
柴山 雅俊  監修
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間 
価格 \5,720(税込)         
発行年月 2020年02月
出版社/提供元
金剛出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 425p,28p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/臨床心理・精神療法
ISBN 9784772417440
商品コード 1031415314
NDC分類 146.8
基本件名 心理療法
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2020年04月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031415314

内容

怒れる迫害者あるいは弱き幼き子として、虐待・暴力から生き延びるために解離した「私」の痕跡たち……彼ら内なる他者との対話を始めるために治療者には何ができるのか?
解離された自己状態は、解離性障害のみならず、境界性パーソナリティ障害、さらには健康度の高い神経症の患者においても経験され、そこでは解離がスプリッティングや葛藤として体験されている。ハウエルが拠って立つ関係論志向のアプローチでは、他者との対人関係から心の構造を理解しようとし、個人の病理は患者の主体と他者の主体との関係から生じ、治癒過程は患者の主体と治療者の主体の相互関係によって促されると考える。症例呈示、ヒステリーの歴史、精神分析、脳科学、夢体験、鑑別と併存、治療など、幅広く解離の全体像を描き出し、ミラーニューロンからポージェスの多層迷走理論、動物の防衛反応、ショアの右脳による暗黙のプロセスまで多彩な神経生物学的研究に言及し、さらに内的家族システム療法、カープマンのドラマ三角形、催眠療法、イメージ療法などについても紹介して、精神分析の枠を越えた様々な精神療法の試みをバランス良く提示している。
サンクチュアリを確保する「段階的治療」と交代者の内なる対話を起動する「関係論志向の統合的技法」からなる、解離治療技法の決定版。

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