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校歌の誕生

須田 珠生  著

 品切
   
価格 \4,400(税込)         
発行年月 2020年03月
出版社/提供元
人文書院
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 220p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784409520826
商品コード 1031507314
NDC分類 767.6
基本件名 校歌-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年05月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/05/23、日本経済新聞 2020/05/23
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031507314

著者紹介

須田 珠生(著者):須田 珠生(すだ・たまみ) 1990年広島県広島市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(DC2・PD)を経て、現在、京都大学人文学連携研究者。主な論文に「学校校歌作成意図の解明―東京音楽学校への校歌作成依頼状に着目して」(『音楽教育学』第46巻第2号、2017年)、「近代日本の小学校にみる校歌の歌詞の変容と郷土との関わり」(『音楽教育学』第48巻第2号、2019年)などがある。

内容

校歌はいつ生まれ、どう広がったのか

いまや学校が校歌を持つことは当たり前となっている。しかし実は、明治以来現在まで、校歌を作ることを定めた法規は存在しない。ではなぜ、作成に手間を要する校歌がこれほど普及したのか。厖大な史料を読み解き、校歌の起源と展開に丹念に迫る、新発見に満ちた気鋭の研究。

「本書では、なぜ学校は校歌を必要としたのかを学制が公布された1872(明治5)年から1945(昭和20)年までを対象に、文部省、学校、地域社会の三つの視点から問うてきた。…制定することが義務付けられていたわけではないにもかかわらず、慣習的に学校に存在し続けてきた「もの」である校歌を手掛かりに、校歌という歌が学校にとっていかなる意味を持ち、学校、さらには地域社会のなかでどのような役割を果たしたのかを歴史的な視点から明らかにすることが本書のねらいであった。」(本書より)

目次