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「心の哲学」批判序説(講談社選書メチエ 725)

佐藤 義之  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \1,925(税込)         
発行年月 2020年04月
出版社/提供元
講談社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 269p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/認識論・存在論
ISBN 9784065193525
商品コード 1031517913
NDC分類 115
基本件名 意識
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年05月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031517913

著者紹介

佐藤 義之(著者):一九六二年、京都府生まれ。一九九一年京都大学文学研究科博士課程単位修得退学、二〇〇一年京都大学博士(人間・環境学)学位取得。静岡大学助教授等を経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授 。
専攻は、現象学、倫理学。著書『レヴィナス 「顔」と形而上学のはざまで』(講談社学術文庫) 『物語とレヴィナスの「顔」』(晃洋書房) 『感じる道徳』(晃洋書房) 『態勢の哲学』(勁草書房)など。

内容

認知科学、神経科学の隆盛によって、
あらためて注目を浴びる「心の哲学」は、
奇妙な主張をしている。
「意識は物質世界の一領域である」
「意識は自由な意思決定能力をもたない」
本書はこういった議論に真っ向から対峙する。
現象学的立場と進化論的議論から、
心理学的意識と現象学的意識の
本質、起源、その有用性の検証へ――。
繊細にして雄大な、意識世界を辿る。


目次
第一部 「心の哲学」との対決  

序 可能性の議論への違和感   
第一章 意識は無用か  
第二章 意識の有用性  
第三章 心は物質に宿る──スーパーヴィニエンス──  
第四章 運命を知りえぬことが、自由を私たちに残さないか  
第五章 意識は瞬間ごとに死ぬ?──ひとつの懐疑──    
第六章 意識とは誤解の産物である──消去主義の検討──   
第七章 「物理世界は完結し、心の働きかけを許さない」と言えるのか  

二部 意識は本当はどういうものか

第八章 意識の実像──ふたつの実存とふたつの視覚経路──
第九章 実践的意識が見る世界
結論

目次