芸術を愛し、求める人々へ~芸術創造論~
宮田 徹也 著
内容
目次
ポスト・パンデミックの時代に 第一章 前提 一 本書の成り立ち 二 履歴書 三 私の研究/批評方法 第二章 覚悟 一 創造者の決意 (時空の超克/作品の本質と制作の根源。誰の為の制作、自分とは。/魔術と狂気/現代芸術の始まり/決意する/自己紹介の大切さ) 二 創造者の社会的役割と場所 (今と過去を知る。自己と他者を知る。/学問としての社会的地位/分類できない全ての事項/芸術の種類/職業としての社会的地位/価値の変動/財産/芸術、デザイン、広告の違い) 三 遮二無二制作する (人が絵を描き、言葉を綴る理由/作品の内容=思想と技術/制作の欲求/制作の動機/自己の作品の「思想」を探る/言葉を綴ること/芸術の方法と学問について) 第三章 制作 一 優れた作品とは? 二 作品発表 (美術館の展覧会と展評/画廊/劇場、ダンススペース、クラシックホール) 三 今日に活動する創造者達 第四章 知る/学ぶ 一 現代を知る (新世界秩序/新自由主義/新右派連合/悲観的な社会観/反共産主義/反「戦後民主主義」/「『改革』のレトリック」/「新世界秩序」と「新右派連合」まとめ/今道友信/佐伯啓思/オルテガ・イ・ガセット) 二 近代を知る (近代の思想と技術と近代国家/近代の問題/相対性理論/相対性理論の芸術—近藤樹里×近藤孝義/パウル・クレー/戦争とは何か/『地霊よ何処へ。』/リングアート/高橋眞司(未)/芸術と科学) 三 学ぶことの意義 (読書/E・カッシーラ/歴史を読む) 第五章 活動 一 発表することの意義 二 生活と制作 三 コラボレーションの不可能と可能性 (及川廣信とヒグマ春夫/現代芸術の死) おわりに