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ゲーデルの悪霊たち~論理学と狂気~
新谷昌宏
翻訳
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\6,050(税込)
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発行年月 |
2020年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
436p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784622089162 |
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商品コード |
1031769912 |
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NDC分類 |
289.3 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年08月4週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031769912 |
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著者紹介
ピエール・カスー=ノゲス(著者):1971年生まれ。パリ第8大学哲学教授。フランスの数学者カヴァイエス研究から出発したが、Les demons de godel. Logique et folie, 2007(『ゲーデルの悪霊たち』新谷昌宏訳、みすず書房)以降、意想外の、時に奇怪な設定の、一人称で語られるフィクションによって哲学的・科学思想史的考察を展開していくという独自のスタイルを確立していき、多数の著作を発表している。
新谷昌宏(翻訳):1951年、山口県宇部市に生まれる。1978年、東京医科歯科大学医学部卒業。東京都立広尾病院部長、東京都立松沢病院副院長などを歴任。神経医学・精神病理学専攻。訳書 ジャン=ピエール・シャンジュー『ニューロン人間』(みすず書房、1989)エドワード・メスナー他編『治療者はいかに自分自身を分析するか――オートグノーシス』(共訳、金剛出版、1996)アンリ・エー『幻覚 2 精神病と神経症の幻覚』(金剛出版、2001)ジュール・スーリィ『中枢神経系』(全2巻、共訳、みすず書房、2017-8)ピエール・カスー=ノゲス『ゲーデルの悪霊たち――論理学と狂気』(みすず書房、2020)ほか。
内容
「不完全性定理」を発表し、アリストテレス以来最も偉大な論理学者といわれるクルト・ゲーデル(1906-78)とは、いったい何者か。本書は、ゲーデルが公にすることのなかった多くの考察が含まれる「ゲーデル文書」(プリンストン大学図書館に遺贈された大量の草稿類)に長年取り組んできた著者の成果である。草稿や書簡の下書きだけでなく、断片的メモ、走り書き、図書カード、ホテルの請求書に至るまで、ゲーデル自身がその痕跡を残したものを、著者はゲーデルの人的交流、発表された論文、書簡などと照合することによって、ゲーデルの(ゲーデルがその中で生きた)世界を浮き彫りにしていく。
実生活上でのゲーデルの奇異な振る舞いや妄想癖のようなもの(著者はそれを《狂気》と呼ぶ)は、彼の論理学とどう関係しているのか。ゲーデル自身の不完全性定理への理解、数学的プラトニズム(実在論)、数学的対象を知覚するという脳内の器官の主張、時間旅行を可能にする相対性理論の解釈、神の存在証明についてのその言動を、われわれはどう考えればよいか。ゲーデルのいう「時代精神」とは? ライプニッツやデカルト、さらには同時代の論理学者エミール・ポストやアラン・テューリングの思考のあり方とも絡み合わせつつ、著者は数々の疑問や謎を紐解いていく。
ときにフィクションを織り込みながら、20世紀という時代と思想を生きた一人の天才の真実に迫った、類のない書である。