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リンガフランカとしての日本語~多言語・多文化共生のために日本語教育を再考する~

青山 玲二郎, 明石 智子, 李 楚成  著

梁 安玉  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,530(税込)         
発行年月 2020年07月
出版社/提供元
明石書店
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 202p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/言語学/日本語
ISBN 9784750350516
商品コード 1031864179
NDC分類 810.7
基本件名 日本語教育(対外国人)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年09月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031864179

著者紹介

青山 玲二郎(著者):香港理工大学助理教授(研究)。博士(文学)。専門は文化人類学、応用言語学、言語教育。主著にBrush Conversation in the Sinographic Cosmopolis: Interactional Cross-border Communication Using Literary Sinitic in Early Modern East Asia(共編,Routledge,2021年出版予定)、『東亜跨国自我認同:当代在華日本人社会的人類学研究』(単著,復旦大学出版社,2019年)、『世界に広がる日本の職人』(単著,ちくま新書,2017年)など。
明石 智子(著者):岡山大学教育学部卒業。日本の公立高等学校で教諭として勤務したのち、香港理工大学英語学部(英語教育)にて修士課程修了、その後、同大学同学部にて博士課程修了。博士(応用言語学)。現在は香港理工大学で非常勤講師を務めるかたわら香港日本人補習授業校で教務主任としても勤務。専門は、選択機能言語学、教育言語学、継承語教育。
李 楚成(著者):香港理工大学中国語・バイリンガル学部学部長、教授。香港のバイリンガル教育と教育政策、グレイターチャイナにおける多言語主義、ワールドイングリッシュ、香港英語、中国英語、バイリンガルインターラクションとコードスイッチング(トランスランゲージング)、追加言語としての広東語、南アジア系香港人の中国語書き言葉へのニーズについて数多くの論文・著書を執筆。広東語、英語、北京語を話し、ドイツ語とフランス語で会話ができ、日本語と韓国語を学んでいる。現在の研究は、東アジア(中国、日本、韓国、ベトナム)における漢字・漢文の歴史的な広がりと、そのスクリプタフランカ(文字を介した共通言語)としての使用に焦点を当てている。
梁 安玉(監修):香港日本語教育研究会会長。2000年に香港日本語教育研究会副会長に就任し、2007年にNPO法人の認可を取り付ける等、同会の発展に寄与。2009年の会長就任後は、香港初の高校生および副学士課程学生のための奨学金と日本研究プロジェクト賞を設立するなど、青少年への日本語教育の奨励に尽力した。また、1985年に香港大学に新たに日本研究学科が設立された際には、日本語および日本文化教師として学生指導に尽力する等、大学教育者としても日本語教育・日本研究の普及に貢献した。中華人民共和国(香港)における日本語教育の発展に寄与した功績が認められ、2019年旭日小綬章を受章した。

内容

日本語教育を取り巻く環境が国内外で多言語化している。「リンガフランカ(共通言語)としての日本語」という概念を導入し、非母語話者と母語話者がともに日本語を話し学ぶことが日本語の多様化、そして多文化共生にどう結びつくのかを考察する。

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