森鷗外~随想~
小塩 節 著
内容
目次
まえがき/『妄想』 海を眺める白髪の翁・作品『妄想』・死・自我・師と主・『空車』/津和野から東京へ幼き日と青春時代 津和野の幼少年時代・父と母と・切支丹禁制・切支丹の津和野流刑・鷗外の屈折―キリスト教についての沈黙/ドイツ留学 ドイツ留学・ライプツィヒ・ドレスデン・ミュンヒェン・ベルリン―留学最後の一年・ナウマン論争の始まり・鷗外文庫の漢訳聖書・寛容・翻訳について/結核 死に至る病・肺結核・明治二十五年(三十一歳)の喀血・肺結核による肋膜炎・肋膜炎(胸膜炎)再発・痰・遺言/脚気 脚気の系譜・脚気・陸海軍における脚気・鷗外と脚気・脚気と海軍・鷗外の脚気観・科学的調査・腸チフス/恋人エリーゼ・ヴィーゲルト 帰国・賀古鶴所宛の手紙・エリーゼの面影・エリーゼについてのデータ二、三・鷗外遺品のモノグラム/あとがき