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新編獄中記~悲哀の道化師の物語~(オスカー・ワイルド書簡集)

オスカー・ワイルド  著

宮﨑かすみ  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,850(税込)         
発行年月 2020年10月
出版社/提供元
中央公論新社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,459p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/イギリス文学
ISBN 9784120053450
商品コード 1032324033
NDC分類 934.6
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年11月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032324033

著者紹介

オスカー・ワイルド(著者):オスカー・ワイルド

アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。1854年生まれ。ダブリン大学トリニティ・カレッジ、オックスフォード大学モードリン・カレッジに学び、1878年、長詩『ラヴェンナ』を刊行。その後、戯曲『サロメ』、小説『幸福の王子』『ドリアン・グレイ』等の作品を発表、19世紀末文学の旗手と呼ばれる。1895年、「恋人」アルフレッド・ダグラス卿の父クイーンズベリー侯爵に同性愛を告発されて投獄。獄中から送った書簡の一部が死後、『獄中記』(原題は「深淵より」)として刊行された。1897年出獄後は仏伊を放浪、梅毒による脳髄膜炎により1900年死去。
宮﨑かすみ(翻訳):宮﨑かすみ
一九六一年北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。横浜国立大学準教授等を経て、現在、和光大学表現学部総合文化科教授。専攻は英文学・思想史。著書に『百年後に漱石を読む』(トランスビュー)、『差異を生きる』(編著、明石書店)、『オスカー・ワイルド』(中公新書)等がある。

内容

没後120年。同性愛裁判から獄中の真実、そして死までを新訳書簡で再構成。「どうしようもないけど憎めない」男、ワイルドが甦る!


 近年、ニューヨークで刊行された『オスカー・ワイルド全書簡』をもとに、ワイルドが投獄されるきっかけとなった事件の発端から、同性愛裁判、獄中の真実、そして出獄後の放浪、死までを、訳者の詳細な解説と注とともに、ひとつの物語として再構成する。


 恋人との愛憎・確執、事件の顛末などが明らかになることにより、深遠な思想とともに、「悲哀の道化師」ワイルドのほんとうの姿を浮かび上がる。