情報科学入門
野本 弘平 著
著者紹介
内容
目次
第1章 「情報」って何? 1.1 「情報」という言葉 1.2 大学における「情報」 1.3 学術における「情報」 1.4 「情報」に関する学会 1.5 産業における「情報」 第2章 現代社会と「情報」 2.1 キーワードの出現頻度の算出法 2.2 現代の情報に関するキーワードの出現頻度 2.2.1 「情報」の出現頻度 2.2.2 「インターネット」の出現頻度 2.3 5つのキーワード 2.3.1 5つのキーワードと5つの出現頻度の推移 2.3.2 「人工知能・AI」の出現頻度 2.3.3 「IoT」の出現頻度 2.3.4 「ビッグデータ」の出現頻度 2.3.5 「個人情報」の出現頻度 2.3.6 「コンピューターウイルス」の出現頻度 2.4 いま注目のキーワード 2.4.1 量子コンピュータ 2.4.2 5G 2.4.3 電子商取引 第3章 「情報」の量としての定義 3.1 「情報」の何を測るのか 3.2 確率に基づく「情報量」の定義 3.2.1 なければ0,あれば正の値を取る(非負性) 3.2.2 重いほど大きな値を取る(単調性) 3.2.3 分けて測っても,合わせて測っても値は同じ(加法性) 3.3 平均情報量(エントロピー) 第4章 「情報」をどう記述するか 4.1 自然の情報記述と身近な情報記述 4.1.1 情報を伝える動物たち 4.1.2 地図記号 4.1.3 道路標識 4.1.4 ピクトグラム 4.2 数の記述 4.2.1 身近な数の記述法 4.2.2 数の2値表現 4.2.3 2進法 4.2.4 2進法と10進法との基数変換 4.2.5 2進法の加算 4.2.6 2進法の減算 4.3 文字の記述 4.3.1 ASCII コード 4.3.2 JIS コード 4.3.3 Unicode 第5章 自然をどう「情報」化するか 5.1 アナログとデジタル 5.1.1 連続と離散 5.1.2 標本化と量子化 5.1.3 標本化定理 5.1.4 量子化幅 5.2 画像の記述 5.2.1 静止画像の標本化 5.2.2 静止画像の量子化 5.2.3 動 画 5.3 音声の記述 5.4 符号化と圧縮 5.4.1 ハフマン符号 5.4.2 ランレングス圧縮 5.4.3 JPEG 圧縮 5.5 標本化,量子化,符号化の流れ 第6章 「情報」をどう扱うか 6.1 アルゴリズムの基本 6.1.1 ソフトウェア,アルゴリズム,プログラム 6.1.2 フローチャート 6.1.3 アルゴリズムの基本形 6.2 代表的アルゴリズム 6.2.1 探索アルゴリズム 6.2.2 整列アルゴリズム 6.3 問題解決 6.3.1 問題解決のモデル化 6.3.2 迷路問題への適用 第7章 「情報」はどのように処理されるのか 7.1 コンピュータ 7.1.1 ブール代数 7.1.2 論理回路 7.1.3 加算回路 7.1.4 順序回路 7.2 データベース 7.2.1 リレーショナル・データベース 7.2.2 タプルの指定 7.2.3 正規形 7.3 Web 情報の利用 7.3.1 Web 情報 7.3.2 Web における情報検索 7.3.3 索引付け 7.3.4 照合とランキング 7.3.5 検索結果の評価 第8章 使う人にとっての「情報」 8.1 ヒューマンインタフェースとは 8.1.1 人と機器とを接続するヒューマンインタフェース 8.1.2 第1接面と第2接面 8.1.3 情報システムにおけるヒューマンインタフェース 8.2 GUI とポインティングデバイス 8.2.1 GUI とCUI 8.2.2 ポインティングデバイス 8.2.3 3状態モデル 8.3 ユーザビリティ 8.3.1 ユーザビリティの定義 8.3.2 ユーザビリティの位置付け 8.3.3 ユーザビリティの構成 第9章 社会・産業の中での「情報」 9.1 「情報」と個人 9.1.1 インターネットの普及 9.1.2 インターネット利用の実態 9.2 「情報」と産業 9.2.1 情報通信産業の国内での位置付け 9.2.2 国際社会の中での情報通信産業 9.2.3 情報通信産業の研究開発 9.2.4 日本の情報通信産業の特徴 9.3 「情報」と職業 9.3.1 ICT 技術者はどこにいるのか 9.3.2 どんな人がICT 技術者になるのか 9.3.3 ICT 技術者はどんな仕事をしているのか 課題の正解・解説 索 引