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日本漢文学文藪~資料と考説~(研究叢書 529)

本間 洋一  著

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価格 \7,700(税込)         
発行年月 2020年12月
出版社/提供元
和泉書院
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 1p,255p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784757609778
商品コード 1032604006
NDC分類 919.04
基本件名 漢文学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年02月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032604006

著者紹介

本間 洋一(著者):一九五二年、新潟県生。一九七五年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。一九八一年、中央大学大学院文学研究科国文学博士後期課程中退。博士(文学)。同志社女子大学名誉教授。〈専攻〉日本漢文学・和漢比較文学・書道文化史・書表現〈主要編著書〉『凌雲集索引』(平成三年、和泉書院)『本朝無題詩全注釈』注釈篇三冊(平成四~六年、新典社)『類題古詩 本文と索引』(平成七年、新典社)『史館茗話』(平成九年、新典社)『文鳳抄』歌論歌学集成別巻二(平成十三年、三弥井書店)『王朝漢文学表現論考』(平成十四年、和泉書院)『本朝蒙求の基礎的研究』(平成十八年、和泉書院)『類聚句題抄全注釈』(平成二十二年、和泉書院)『墨筆帖―惇道本間洋一書作小品集―』(平成三十年、和泉書院)『桑華蒙求の基礎的研究』(平成三十年、和泉書院)『王朝漢詩叢攷』(令和元年、和泉書院)

内容

本書は、日本漢文学史上の貴重な資料の紹介や江戸時代の文人についての考説、江戸時代の一地方儒家の蔵書目録などから成る。「資料篇」には、菊亭文庫本『本朝小序集』『童蒙綴詞抄』の本文を初めて翻刻・校訂すると共に、簡略な解説、或は略注を付し、林榴岡撰『本朝世説』については、その本文翻刻と共に詳細な出典調査を提示する。次いで、「考説篇」では、中国字書『文字集略』の逸文をめぐる問題を採挙げ、撰者阮孝緒について解説し、また林家の『本朝通鑑』と『史館茗話』の関係について記し、林読耕斎や林梅洞といったこれまであまり採挙げられることがなかった文人の略伝を所収する。ことに彼らの漢詩世界の一端に言及し、先行する平安朝の漢文学との関わりを明らかにしている。また、「目録篇」では、中江藤樹門下で、後には伊藤東涯の学統に師事した、滋賀県高島市(現在)の儒家中村家に伝存する図書の目録と同家の家系譜を所収。地方儒家の学問の一端を窺いうる資料である。

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