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大航海時代の日本人奴隷~アジア・新大陸・ヨーロッパ~ 増補新版(中公選書 116)
岡 美穂子
翻訳
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\1,650(税込)
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発行年月 |
2021年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
252p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/考古学・古代史 |
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ISBN |
9784121101167 |
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商品コード |
1032629476 |
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NDC分類 |
209.5 |
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基本件名 |
大航海時代 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年02月2週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032629476 |
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著者紹介
ルシオ・デ・ソウザ(著者):1978年、ポルトガル生まれ。ポルト大学人文学部大学院博士課程修了。 博士( アジア学)。東京外国語大学特任准教授。著書に、The Early European Presence in China, Japan, The Philippines and Southeast Asia (1555 ─ 1590) ─ The Life of Bartolomeu Landeiro(Macao Foundation 2010)など。
岡 美穂子(翻訳):1974年、神戸市生まれ。京都大学大学院博士課程修了。博士(人間環境学)。現在、東京大学史料編纂所准教授。専攻、中近世移行期対外関係史、キリシタン史。 著書:『商人と宣教師――南蛮貿易の世界』(単著、東京大学出版会、2010)、『海域アジア史研究入門』(桃木至朗ほか編、岩波書店、2008年)、『海からみた歴史――シリーズ東アジア海域に漕ぎ出す 第1巻』(羽田正総編集、2012年、東京大学出版会)
内容
戦国時代の日本国内に、「奴隷」とされた人々が多数存在し、ポルトガル人が海外に連れ出していたことは知られていた。しかし、その実態は不明であり、省みられることもほとんどなかった。ところが近年、三人の日本人奴隷がメキシコに渡っていたことを示す史料が見つかった。「ユダヤ教徒」のポルトガル人に対する異端審問記録に彼らに関する記述が含まれていたのだ。アジアにおける人身売買はどのようなものだったのか。世界の海に展開したヨーロッパ勢力の動きを背景に、名もなき人々が送った人生から、大航海時代のもう一つの相貌が浮かび上がる。
増補にあたっては、豊臣秀吉の朝鮮出兵によって大量に連行された朝鮮人捕虜、その捕虜たちの扱いに直面したイエズス会、さらに、長崎に連れて来られたアフリカ人奴隷など、アジアにおける奴隷貿易の実態をさらに深く紹介する。