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都賀庭鐘における漢籍受容の研究~初期読本の成立~(研究叢書 532)

劉 菲菲  著

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価格 \8,250(税込)         
発行年月 2021年03月
出版社/提供元
和泉書院
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,268p,8p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784757609846
商品コード 1032926313
NDC分類 913.56
基本件名 漢籍
個人件名 都賀/庭鐘
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年05月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032926313

著者紹介

劉 菲菲(著者):一九八三年中国新疆生まれ。四川師範大学文学院、和歌山大学大学院教育学研究科修士課程、名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程を経て、二〇一六年に名古屋大学で博士(文学)学位取得。専攻は日本近世文学。現在、中国の揚州大学外国語学院准教授。論文に「都賀庭鐘『通俗医王耆婆伝』典拠考」(『国語と国文学』第九十二巻第三号、東京大学国語国文学会、二〇一五年三月)、「都賀庭鐘読本における『水滸伝』の受容」(『近世文藝』一〇五号、日本近世文学会、二〇一七年一月)、「都賀庭鐘の読書筆記『過目抄』とその読本創作」(『国語国文』第八十八巻第十一号、京都大学文学部国語学国文学研究室、二〇一九年十一月)などがある。

内容

江戸時代中期の大阪の読本作者・都賀庭鍾(1718 ~ 1794)は、あらゆる分野の漢籍を読みこなして得た素材を、日本の歴史譚や伝説、軍記と融合させた作品を著し、読本の先駆者といわれる。その斬新な発想と手法は、上田秋成や曲亭馬琴など後世の読本作者に多大な影響を与えたが、広範な和漢の文献を駆使した庭鐘の作品は、創作技法も難解で、いまだ明らかにされていない部分も多い。
 本書は、庭鐘の自筆読書筆記『過目抄』を最大限に活用し、庭鐘の読書の実態や学問の内実を詳細に考察、作品の典拠や生成過程、創作意図、創作方法などを解明する。

目次