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英文精読教室<第1巻> 物語を楽しむ

柴田 元幸  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,420(税込)         
発行年月 2021年04月
出版社/提供元
研究社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 254p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/言語学/英語
ISBN 9784327099015
商品コード 1032934156
NDC分類 837.7
基本件名 英語-読本
本の性格 語学
新刊案内掲載月 2021年05月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032934156

著者紹介

柴田 元幸(著者):柴田元幸(しばた もとゆき)
翻訳家、東京大学名誉教授。東京都生まれ。ポール・オースター、レベッカ・ブラウン、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソンなど、現代アメリカ文学を数多く翻訳。2010 年、トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』(新潮社)で日本翻訳文化賞を受賞。翻訳に、『ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)、『トム・ソーヤーの冒険』(新潮文庫)、ジョゼフ・コンラッド『ロード・ジム』(河出文庫)、エリック・マコーマック『雲』(東京創元社)、スティーヴン・ミルハウザー『ホーム・ラン』(白水社)など多数。編訳書に、『「ハックルベリー・フィンの冒けん」をめぐる冒けん』、レアード・ハント『英文創作教室 Writing Your Own Stories』(研究社)など。文芸誌『MONKEY』、および英語文芸誌MONKEY責任編集。2017 年、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。

内容

柴田元幸による新シリーズ。英語で書かれた小説を隅々まで味わう。

最高の物語を原文で
イシグロ、ル゠グウィン、バロウズ、シャーリイ・ジャクスン……
英語で書かれた小説を辞書なしで100%楽しむ本

<シリーズ紹介>
英語で書かれた最良の小説を精選し、読者が一人で隅々まで味わえるよう、詳細な註と解説を施した全6巻シリーズ。対訳付。作品ごとに難易度を表記。

<編訳註者より>
 外国語を短時間読んで、一定の情報を解析し、処理するような読み方が、グローバル化したと言われている今の世の中ではたぶん要請されているのだと思います。それはそれで大事なことにちがいありません。でもそういう、脳内ストップウォッチと競争するような読み方からちょっと離れて、英語で書かれたすぐれた小説をゆっくりじっくり読みたいと思う人もそれなりにいるにちがいない、そしてそういう人たちの多くは、その助けになるような本があったらいいのにと思っているにちがいない……そうした確信からこのシリーズは生まれました。
 翻訳で読んでも、もちろん小説のよさは、かなりの部分、感じとれます。ですが、原文をじかに読んで味わえる楽しさは、やはり格別です(翻訳者が言うんだから間違いありません)。そして、楽しむために必要なのは、語学力です。また逆に、語学力をつけるのに最良の手段は、楽しんで読むことです。語学的なことをあれこれ考えながら、小説の中で生きている人たちのこともあれこれ考えているうちに、語学力も小説を楽しむ力も自然と身につくような、そういう体験をこのシリーズが提供することを願って、知恵を絞って作品を選び、註をつける。要するに、「自分が学生のころにあったら使ったと思える本」を作りました。同好の士が集まってくれますように。

<目次>
I. A. Ireland, "The Ending for a Ghost Story" (1891)
 (I・A・アイルランド「幽霊ばなしのためのエンディング」)
W. W. Jacobs, "The Monkey's Paw" (1902)
 (W・W・ジェイコブズ「猿の手」)
Shirley Jackson, "The Lottery" (1948)
 (シャーリイ・ジャクスン「くじ」)
Ursula K. Le Guin, "The Ones Who Walk Away from Omelas" (1973)
 (アーシュラ・K・ル=グウィン「オメラスから歩き去る者たち」)
William Burroughs, "The Junky's Christmas" (1989)
 (ウィリアム・バロウズ「ジャンキーのクリスマス」)
Kazuo Ishiguro, "A Village After Dark" (2001)
 (カズオ・イシグロ「日の暮れた村」)
James Robertson, "The Miner" (2014)
 (ジェームズ・ロバートソン「坑夫」)

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