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生贄探し~暴走する脳~(講談社+α新書 823-2C)
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在庫状況
有り
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お届け予定日
3~4日
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価格
\968(税込)
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発行年月 |
2021年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
204p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/実験心理 |
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ISBN |
9784065218327 |
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商品コード |
1032952482 |
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NDC分類 |
141.6 |
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基本件名 |
攻撃性 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年05月5週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032952482 |
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著者紹介
中野 信子(著者):なかの・のぶこ─1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに、人間社会に生じる事象を科学の視点をとおして明快に解説し、多くの支持を得ている。現在、東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授。著書に『サイコパス』(文春新書)、『空気を読む脳』(講談社+α新書)など。
ヤマザキ マリ(著者):やまざき・まり─1967年、東京都生まれ。漫画家・随筆家。東京造形大学客員教授。1984年にイタリアに渡り、国立フィレンツェ・アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞受賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞。平成27年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ受章。著書に『プリニウス 』(とり・みき氏との共著、新潮社)、『たちどまって考える』(中公新書ラクレ)など。
内容
「なぜ、誰かが得すると自分は損した気になるの?」
Go Toトラベルも、社会全体の経済をよくするためが、「あの人だけ、いい思いをするなんて許せない!」とモヤっとした人は少なくありませんでした。そんな負の感情が連鎖しやすい傾向こそ、日本人の脳の特徴だったのです。
一方、「日本人は親切だ」「日本人は礼儀正しい」「日本人は真面目だ」「日本人は協調性がある」──こうした日本人への褒め言葉をよく耳にします。でも実は、日本人はよその国の人よりいじわる行動をすると判明。自分が損をしてでも相手に得させない行為をする日本人。
パンデミックでは、コロナ禍で奮闘する医療者までも生贄探しの対象になりました。むき出しになった正義中毒に誰もが「他人の目が怖くて」自粛。巣ごもりで毒親に悩むケースも目立ちました。自他ともに生きにくさを増すこの時代、脳科学者の中野信子さんと、時代も国も越えた体験を描く漫画家・随筆家のヤマザキマリさんが鋭く分析。パンデミックの経験を無駄にせず、心豊かに生きる方法が得られます。
〈目次より〉
第1章 なぜ人は他人の目が怖いのか 中野信子
「魔女狩り」に見る人間心理の闇/幸せそうな人を見ると、なぜモヤッとするの?/脳は、誰かと比べないと幸せを感じられない/なぜ、「他人の不幸」は蜜の味なのか/世界でもいじわる行動が突出している日本人/あなたが生贄にされないために 他
第2章 対談 「あなたのため」という正義──皇帝ネロとその毒親
人はいともたやすく正義中毒にはまる/なぜ読者が、皇帝ネロに感情移入したのか/母親や重臣殺害の深層心理/自己評価の低さがおデブの引き金に/わが子を自己実現の道具にする毒親/間違った褒め方がプチネロを作る 他
第3章 対談 日本人の生贄探し──どんな人が標的になるのか
プチネロたちの脳内/「群れ」に生じる凶暴な安心感/なぜ、日本では陰湿な炎上が起きるのか/「群れに害をなす」というレッテル/ファッション化する「正義」/フェラーリで上がる男性ホルモンの値/キリスト教と仏教の救済の違い/攻撃する側の脳内を満たす快感/「得していそうな人」が生贄になる 他
第4章 対談 生の美意識の力──正義中毒から離れて自由になる
境目の人々に見えている世界/戦わずして勝つフェデリーコ2世の戦略/エンタメは負のエネルギーを浄化する/日本人を変質させた歴史のキーワード /「違い」を面白がれる生の美意識/自分は自分が大事、相手も自分が大事 他
第5章 想像してみてほしい ヤマザキマリ
「出る杭を打つ」日本を恋しがるイタリア人の夫/思い知らされた「世間体」という日本の戒律/想像力の欠如がヒトを危険生物化する/人を脅かし群れさせる「孤独」の正体/自他ともに失敗が許せない時代 他