KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

ダム建設と地域住民補償~文献にみる水没者との交渉誌~(文化とまちづくり叢書)

古賀 邦雄  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \3,520(税込)         
発行年月 2021年06月
出版社/提供元
水曜社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 317p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/土木工学/海洋・河川工学
ISBN 9784880655062
商品コード 1033272700
NDC分類 517.7
基本件名 ダム
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2021年08月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033272700

著者紹介

古賀 邦雄(著者):1944年福岡県大牟田市生まれ。西南学院大学卒業後、水資源開発公団(現・水資源機構)入社。徳山ダム、大山ダム、福岡導水などの建設に関わり、用地補償業務に従事。33年間にわたり水・河川・湖沼に関する文献を収集。2001年退官。2008年収集した河川書で久留米市に古賀河川図書館を開設。日本ダム協会、日本河川協会、ミツカン水の文化センター、筑後川・矢部川・嘉瀬川流域史研究会、ふくおかの川と水の会に所属。2020年河川書1万2千冊を久留米大学御井図書館へ寄贈、同大では「古賀邦雄河川文庫」を開設した。

内容

大規模公共事業は住民たちに何をもたらしたのか…。
用地補償の事例から見た、ダム用地取得の裏表。

公共事業の中でも特に大規模なダム建設。
治水のために、河川にダム、堰を造り、水害の減災を図り、さらに利水として、建設した導水路によって、水道用水、農業用水、工業用水、電力用水の供給などの役割を担っている。

しかしダム建設にはまず用地の確保が必要である。水没する用地の取得、水没者の家屋、立竹木などの補償。用地交渉説明会では、故郷を喪失する住民からダム反対の鋭い意見が出され、何年も進捗しないことも多い。やがて何度も説明を重ねダム建設の役割が理解されると同時に、補償交渉も進展し始める。

本書は33年にわたり、ダム用地交渉の最前線で業務を担当した著者が、自身の経験と河川・湖沼に関する膨大な文献から、用地補償業務の事例と湖底に沈んだ地域住民の心を貴重な図版・資料を交えながら描く最新刊。

目次