KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



丸善のおすすめ度

農業消滅~農政の失敗がまねく国家存亡の危機~(平凡社新書 979)

鈴木 宣弘  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \968(税込)         
発行年月 2021年07月
出版社/提供元
平凡社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 239p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/農業・食糧
ISBN 9784582859799
商品コード 1033376503
NDC分類 611.1
基本件名 農業政策
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年08月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033376503

著者紹介

鈴木 宣弘(著者):鈴木宣弘:1958年三重県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科教授。専門は農業経済学。82年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学大学院教授を経て2006年より現職。FTA産官学共同研究会委員、食料・農業・農村政策審議会委員、財務省関税・外国為替等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、コーネル大学客員教授などを歴任。おもな著書に『食の戦争』(文春新書)、『悪夢の食卓』(KADOKAWA)、『農業経済学 第5版』(共著、岩波書店)などがある。


内容

《目次》
はじめに
序 章 飢餓は他人事ではない
第1章 2008年の教訓は生かされない
第2章 種を制するものは世界を制す
第3章 自由化と買い叩きにあう日本の農業
第4章 危ない食料は日本向け
第5章 安全保障の要としての国家戦略の欠如
終 章 日本の未来は守れるか
あとがき
付録:建前→本音の政治・行政用語の変換表


《概要》
徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に膨らむ一方、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は13・5兆円から10・5兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、?農業消滅?が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。

目次