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歌唱台湾~重層的植民地統治下における台湾語流行歌の変遷~

陳培豊  著

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価格 \3,850(税込)         
発行年月 2021年09月
出版社/提供元
三元社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 12p,375p,19p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784883035328
商品コード 1033479426
NDC分類 767.8
基本件名 流行歌-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年11月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033479426

著者紹介

陳培豊(著者):陳培豊[ちん・ばいほう/Chen Peifeng]
1997年、東京大学総合文化研究科博士課程(地域文化専攻)修了。2000年、『「同化」の同床異夢―日本統治下台湾の国語教育史再考』(三元社)により東京大学学術博士号を取得。帰国後、台湾国立成功大学台湾文学系副教授を経て、現在、台湾中央研究院台湾史研究所研究員。

主な日本語著作、論文
『日本統治と植民地漢文―台湾における漢文の境界と想像』(2012年、三元社)
「演歌の在地化―重層的な植民地文化から自助再生の道」、西川潤、蕭新煌編『東アジア新時代の日本と台湾』、2000年2月、明石書店。「同文の植民地支配が生んだ文体の想像―帝国漢文・植民地漢文・中国白話文」、王徳威、廖炳惠編『帝国主義と文学』、2000年7月、研文出版。「歴史の化身としての流行歌―台湾における歴史、歌曲、文学」、愛知大学現代中国学会編『中国21』、2012年7月、東方書店。「植民地体制下の台湾の歌謡―民謡に見る『場所』」と『空間』」所澤潤、林初梅編、『台湾のなかの日本記憶―戦後の「再会」による新たなイメージの構築』2016年、三元社。

内容

「歌唱台湾」=「台湾を歌う」。本書は台湾語流行歌から台湾を描き出そうするものである。
台湾語流行歌の日本化、演歌化は戦後、国民党政府支配になってからである。台湾人が日本的な要素を自らの歌唱文化に取り込んだのは、いかなる要因に由来するのだろうか。台湾社会が工業化へ向かう中、何が起こったのか。農村人口が大量に移動し始める戦後の社会的な変遷の中で、台湾語流行歌はいかなる需要を基盤に、どのようにして日本演歌と共に自分が歌う「伝統」を作り出したのか。

目次