丸善のおすすめ度
現代色彩論講義~本当の色を求めて~
|
在庫状況
有り
|
お届け予定日
3~4日
|
|
|
価格
\1,980(税込)
|
|
|
|
発行年月 |
2021年07月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
247p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/デザイン |
---|
|
|
ISBN |
9784900997912 |
---|
|
商品コード |
1033539688 |
---|
NDC分類 |
757.3 |
---|
基本件名 |
色彩 |
---|
|
本の性格 |
テキスト |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2021年09月3週 |
---|
|
商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033539688 |
---|
著者紹介
港千尋(著者):写真家。イメージの発生と記憶などをテーマに制作、著述、キュレーションと広範な活動をつづけている。ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、あいちトリエンナーレ2016芸術監督などを歴任。写真集に『掌の縄文』(羽鳥書店)『文字の母たち』(インスクリプト)、著書に『芸術回帰論』(平凡社新書)『革命のつくり方』(インスクリプト)など多数。『風景論─変貌する地球と日本の記憶』(中央公論新社)で2019年度日本写真協会賞受賞。現在多摩美術大学情報デザイン学科教授。
内容
現代の生活は豊かな色彩に溢れている。わたしたちの身の回りには自然の色、都市の色、日用品の色に加えて、大小さまざまな画面が表示する色があり、8Kテレビやスマホでさえいまや10億色の再現力をもつという。人間はかつて経験したことのなかったような、大色彩文明を実現しようとしているが、そのような豊かな色彩を、わたしたちはどれだけ理解しているだろうか。本書は世界各地を撮影してきた著者が、人間が色をどのように使い、物質と精神をともに豊かにしてきたのか、さまざまな具体例とともに解き明かす色彩世界へのガイドブック。
自然の色とスマホの色、そしてプリントされた色、微妙に異なる色調のいったいどれがいいのか悩むとき、現代人は無意識のうちに「本当の色」が気になっている。感情を動かし、音や味にも影響しながら好感度をあげるのは、「本当の色」だろうか、それとも「映える」色だろうか。色の文化人類学から美術、建築、都市計画そして文学や音楽まで、分野を横断するダイナミックな旅をとおして、読者をはるかな虹の地平へと誘う。パンデミックに揺れる時代に、「より良い生活」とは何かを想うすべての人へ向けた、新しい色彩論の登場である。