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女性ホームレスとして生きる~貧困と排除の社会学~ 増補新装版

丸山 里美  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,970(税込)         
発行年月 2021年09月
出版社/提供元
世界思想社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 12p,320p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/社会問題・社会運動
ISBN 9784790717591
商品コード 1033545280
NDC分類 368.2
基本件名 ホームレス
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年10月1週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033545280

著者紹介

丸山 里美(著者):1976 年生まれ。京都大学文学研究科博士課程単位取得認定退学。
博士(文学)。専攻は社会学。現在,京都大学大学院文学研究科准教授。
著書に、Living on the Streets in Japan: Homeless Women Break their Silence(Trans Pacific Press、2019年)、『貧困問題の新地平――〈もやい〉の相談活動の軌跡』(編著、旬報社、2018年)、『質的社会調査の方法――他者の合理性の理解社会学』(共著、有斐閣、2016年)などがある。

内容

路上にとどまる女性たちの「意志」とは何か?
女性ホームレスの生活史から、女性が貧困に陥る過程を浮き彫りにし、福祉制度や研究が前提にしてきた人間像を問い直す。著者による付録「貧困女性はどこにいるのか」と岸政彦氏による解説「出会わされてしまう、ということ」を収録した増補新装版。
……………
たくましいでもかわいそうでもなくただ、人びとの行為には、生活には、そして人生には「理由がある」のだ。
いま現在人びとがおこなっていることの理由を、人びと自身の言葉を通じて描く。
丸山里美が目指して、そして見事に成功した本が、本書である。
この本を読むと、ただもう、人びとはそこで生きているのだな、という深い感動をおぼえる。
丸山の著作に登場する人びとには「顔」がある。
私はこの本を何度も何度も読んだが、エイコさんやタマコさんと、まるで知り合いのような気がしている。
(中略)丸山里美の本によって、私たちは、エイコさんやタマコさんと「出会わされてしまう」。
丸山のエスノグラフィには、そのような力がある。
――岸 政彦「解説 出会わされてしまう、ということ」より
……………
(webマガジン「せかいしそう」で、「はじめに」を全文公開中)

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