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オペラ愛の壊れるとき~名作がしかける涙のレトリック~

長木 誠司  著

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価格 \2,750(税込)         
発行年月 2021年10月
出版社/提供元
音楽之友社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 222p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/音楽
ISBN 9784276355330
商品コード 1033574485
NDC分類 766.1
基本件名 歌劇
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年10月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033574485

著者紹介

長木 誠司(著者):1958年生まれ。東京大学大学院教授。東京大学文学部、東京藝術大学大学院博士課程修了。1986~88年ドイツ学術交流会の奨学生としてボンに留学。2005年文科省の派遣でベルリン自由大学の客員研究員。2019年ベルリン芸術大学客員研究員。オペラおよび現代の音楽を多角的に研究中。著書に『フェッルッチョ・ブゾーニ~オペラの未来』(吉田秀和賞)等多数。第4回出光音楽賞、第66回芸術選奨評論等部門受賞。令和3年度春紫綬褒章受章。

内容

『レコード芸術』誌の好評連載「ディスク遊歩人」の中から、オペラに関する文章をセレクトしてまとめたもの。モーツァルトからヴァーグナー、ヴェルディ、プッチーニ、バーンスタイン、細川俊夫など古典的名作から最新話題作まで11曲を取り上げ、各作品での愛を巡る人物たちの葛藤、愛の成り立ちと挫折を、音楽とテクスト両面から読み解きながら、作曲家がいかなる創作上の、あるいは個人的な葛藤の下にいて、どのような深慮に基づいて音楽を付け、ドラマを創り上げたのかを探っている。聴き慣れたオペラに隠されていて、ふだんはなかなか見えにくいが、その実作品にとって本質的ともいえる部分をえぐり出しながら解釈し、これまでとは別の角度からオペラを観直そう、聴き直そうと思えるような視点を提供することによって、読者のオペラへの理解を深める。オペラ研究家としても名高い著者が世に問う、これまでにない観点から「オペラ」をとらえた画期的な一冊。

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