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聖書と女性たち

斉藤恵子  著

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価格 \4,180(税込)         
発行年月 2021年08月
出版社/提供元
論創社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 9p,427p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/宗教/キリスト教
ISBN 9784846019839
商品コード 1033639799
NDC分類 190.4
基本件名 キリスト教
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年10月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033639799

著者紹介

斉藤恵子(著者):1936年大連市生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程単位取得満期退学。大妻女子大学名誉教授。

内容

 共立女子大学、大妻女子大学で長年教壇に立ってきた著者が、この間に関心を持ち、研究を続けた領域のうち、聖書、キリスト教、女性たちをキーワードにまとめたのが本書である。
聖書に対する著者の関心はキリスト教信仰の正典、宗教書としての護経的な読み方ではなく、より自由な広がりから迫ろうとしている。
そのため、風土や文化の違いのなかで、日本での布教活動に専心した司祭たちの内面に迫ろうとした「日本に半世紀」などは、人物を通した比較文化論になっている。
また大学教員であった経験から、キリスト教と女子教育にも目が注がれ、教育の原点は「寺子屋」だと著者に言わせている。
さらに「小公子」の訳者として知られた若松賤子が夫となる巌本善治に贈った英詩「花嫁のヴェール」がアメリカの詩人アリス・ケアリーの詩であることを明らかにしているのを始め、本書の半分のページを占めるミルトンやシェークスピアを取り上げた論文には著者の手堅い実証精神が滲み出ている。