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孤独の歴史

デイヴィド・ヴィンセント  著

山田 文  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \7,150(税込)         
発行年月 2021年10月
出版社/提供元
東京堂出版
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 429p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ヨーロッパ史
ISBN 9784490210538
商品コード 1033646577
NDC分類 230.5
基本件名 西洋史-近代
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年10月5週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033646577

著者紹介

デイヴィド・ヴィンセント(著者):オープン大学名誉教授、元副学長代理。イギリスおよびヨーロッパの近代史について幅広く執筆しており、1800年以降の労働者階級の自叙伝、読み書き能力と大衆文化、マス・リテラシーの台頭、秘密主義の文化、プライバシーとそのジレンマなどについての多くの著書がある。邦訳に『パンと知識と解放と――19世紀イギリス労働者階級の自叙伝を読む』などがある。
山田 文(翻訳):翻訳者。訳書にイアン・ヴォルナー『壁の世界史──万里の長城からトランプの壁まで』、ヴィエト・タン・ウェン『ザ・ディスプレイスト──難民作家18人の自分と家族の物語』、キエセ・レイモン『ヘヴィ──あるアメリカ人の回想録』、ダレン・マクガーヴェイ『ポバティー・サファリ──イギリス最下層の怒り』などがある。

内容

人類は長年にわたって、孤独と共存してきた。本書では18世紀から現代にわたって、歴史上どのように人々が孤独と向き合ってきたか、文学、歴史、社会の観点から幅広く事例を紹介している。社交から離れひとり身を置く時間をつくることで、作家は創作のインスピレーションを得た。また孤独は切手の収集、手芸、ガーデニング、喫煙、田園散策など、ひとりで楽しめる数多くの娯楽の流行をもたらし、それは現代まで生き続けている。一方で孤独は精神疾患の原因や反社会的行動につながりかねないとされたりするなど、否定的な評価を受けることもあった。修道院や刑務所の独房など長期間強いられる孤独が心に与える打撃についても言及する。今の時代はスマートフォンの普及によりひとりの状態にありながらも、社会と交流できるようになっており、それに伴い現代ならではの新たな孤独の問題も生まれている。本書で扱うさまざまな事例はイギリスが中心ではあるが、テーマ性は国や時代を超えた普遍性を帯びている。とりわけ今の時代はコロナ禍によりソーシャルディスタンスやテレワークが推奨され、望もうと望むまいと、多くの人が孤独と向き合わざるを得なくなっている。幅広い観点で人類が孤独をどうとらえてきたかを描いた本書は、大きな今日性を有し、読み手に多くの示唆を与えてくれる。「ソーシャル・ディスタンス」という言葉が時代を定義するキーワードのひとつとなっている状況において、今、もっとも読むべき価値のある注目の書。

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