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マルクス派数理政治経済学

大西 広  著

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価格 \2,970(税込)         
発行年月 2021年10月
出版社/提供元
慶應義塾大学出版会
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,223p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/経済学説・経済思想
ISBN 9784766427776
商品コード 1033688684
NDC分類 331.6
基本件名 経済学-社会主義
本の性格 テキスト
新刊案内掲載月 2021年11月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033688684

著者紹介

大西 広(著者):慶應義塾大学経済学部教授,経済学博士(京都大学)
主要業績に『マルクス経済学(第3版)』(慶應義塾大学出版会,2020年),『長期法則とマルクス主義――右翼,左翼,マルクス主義』(花伝社,2018年)、『「政策科学」と統計的認識論』(昭和堂,1989年),『環太平洋諸国の興亡と相互依存――京大環太平洋モデルの構造とシミュレーション』(京都大学学術出版会,1998年)など。

内容

階級闘争とは何か、覇権主義とは何か
中間層の動向や税制・社会保障政策が政権交代に与える影響、米中覇権争いと経済の再ブロック化の意味など、具体的・今日的課題を取り上げ、精緻な数理モデルを用いて新たな視角と知見を提供する。現代に呼吸するマルクス経済学の最前線へ!

本書が扱う問題は,「経済的土台」での階級関係が「政治的上部構造」にどのような影響を与え,また反作用を受けるか,というものに尽きる。たとえば,被搾取階級たる労働者階級が資本家階級との間に持つ経済的利害関係が社会運動を含む政治状況をどう規定するか,その際,両階級の中間に位置する諸階級がどう反応するか,独自の運動法則を持つ「政治家」がこれら諸階級の利害をどのように代弁し,よって現実経済にどのような影響を及ぼすか,というようなものである。また,このような経済・政治間の相互関係は諸国家間にもあり,マルクス主義は「帝国主義」としてそれを論じた。

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