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昭和前期の報徳運動と報徳教育~「長所美点」をめぐる「対話」の教育史~
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在庫状況
お取り寄せ
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お届け予定日
10日間
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価格
\4,950(税込)
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発行年月 |
2021年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
446p,4p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/教育学・教育思想・教育史 |
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ISBN |
9784909942173 |
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商品コード |
1033719712 |
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NDC分類 |
371.6 |
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基本件名 |
道徳教育-歴史 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年11月3週 |
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商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033719712 |
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著者紹介
須田将司(著者):須田 将司(すだ まさし)
東洋大学文学部教授
単著:『昭和前期地域教育の再編と教員―「常会」の形成と展開―』(東北大学出版会、2008 年、日本教育史学会第23 回石川謙日本教育史研究奨励賞)
共著:『ジェンダーと教育』(東北大学出版会、2005 年)、『近代日本教育会史研究』(学術出版会、2007 年)、同新装版(明誠書林、2019 年)、『続・近代日本教育会史研究』(学術出版会、2010 年)、『近・現代日本教育会史研究』(不二出版、2018 年)、『原町市史』、『相馬市史』他
解説: 『戦後新教育・「実力の検討」実践資料集【 編集復刻版】』(不二出版、2013 年)、『復刻版『教化運動』』(不二出版2018-2019 年)、『占領期報徳運動資料集成』(不二出版、2021 年、第1 巻所収の『民主報徳』)
内容
本書は、1930 ~ 1950 年代―昭和恐慌から戦時、そして占領下から講和・独立後の再編まで―という激動の「昭和前期」に、「報徳教育」に活路を見出そうとした教員群像の姿を照らし出そうとするものである。それは、教育史実を掘り起こすのみならず、時期や立場によって「自力更生」「錬成」「民主主義」など振れ幅のある理論・実践が生み出された点に、「生きる力」「愛国心」「主体」「対話」などに揺れる2000 年代以降の教育改革との重なりを見出そうとする試みでもある。
序章 「報徳教育」という言葉、その多義性
第Ⅰ部 「新興報徳運動」の展開と報徳教育――内務官僚・遠山信一郎に着目して
第1章 「新興報徳運動」のはじまり
第2章 神奈川県における報徳教育の創出
第3章 富山県における報徳教育の創出――学校報徳社・児童常会の端緒
第4章 埼玉県における「新興報徳運動」と報徳教育
第5章 北海道における「新興報徳運動」と報徳教育
第Ⅱ部 「新興報徳運動」と報徳教育の伝播
第6章 栃木県における「新興報徳運動」と報徳教育
第7章 島根県における「新興報徳運動」と報徳教育
第8章 報徳教育の錬成論的な形成と展開
第9章 戦時下に広がる「学校常会」論
第10章 神奈川県尊徳会の結成と総力戦体制下の報徳教育
第Ⅲ部 戦後復興期における報徳教育
第11章 戦後福沢国民学校における報徳教育の再評価
第12章 『民主報徳』にみる戦後の報徳教育
結章 「昭和前期における報徳教育」とは何だったのか
あとがき
索引