KNOWLEDGE WORKER ナレッジワーカー



書評掲載
丸善のおすすめ度

「感染」の社会史~科学と呪術のヨーロッパ近代~(中公選書 121)

村上 宏昭  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,200(税込)         
発行年月 2021年11月
出版社/提供元
中央公論新社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 6p,356p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/内科学/感染症
ISBN 9784121101211
商品コード 1033763205
NDC分類 493.8
基本件名 感染症-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年12月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2021/11/27
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033763205

著者紹介

村上 宏昭(著者):村上宏昭

1977年山口県生まれ。2009年関西大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、ベルリン自由大学フリードリヒ・マイネッケ研究所招聘研究員を経て、2013年より筑波大学人文社会系助教(専攻・ドイツ現代史)。著書に『世代の歴史社会学――近代ドイツの教養・福祉・戦争』(昭和堂、
2012年、日本ドイツ学会奨励賞受賞)。共著に『教養のドイツ現代史』(ミネルヴァ書房、2016年)ほかがある。

内容

コレラなどの疫病が「感染」するものと認識されてから、たかだか一五〇年ほどにすぎない。だが病気をもたらす不可視の微生物への恐怖と不安は、呪術的思考と絡み合いながら、人と人とのつながりや社会のあり方を一変させた。それは効果的な感染予防の福音を伝えた一方で、ジェノサイドを招く火種ともなった。本書は十九世紀末の「細菌学革命」にまつわる光と影、その後のヨーロッパ世界の激動を、臨場感溢れる多数の図版と共に追う。