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読み解き!方言キャラ

田中 ゆかり  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日 
価格 \2,530(税込)         
発行年月 2021年11月
出版社/提供元
研究社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 6p,283p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/言語学/日本語
ISBN 9784327384852
商品コード 1033857123
NDC分類 818.04
基本件名 日本語-方言
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年12月4週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033857123

著者紹介

田中 ゆかり(著者):田中ゆかり(たなか ゆかり)
 1964年生まれ。神奈川県厚木市生育。日本大学文理学部教授。早稲田大学第一文学部卒業後、読売新聞社に勤務(記者職)。その後、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。静岡県立大学専任講師などを経て、2006年度より現職。専門は日本語学(方言・社会言語学)。著書に、『首都圏における言語動態の研究』(笠間書院、2010)、『「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで』(岩波書店、2011、第22回高知出版学術賞受賞)、『日本のことばシリーズ14 神奈川県のことば』(編共著、明治書院、2015)、『方言萌え!? ヴァーチャル方言を読み解く』(岩波ジュニア新書、2016)などがある。

内容

土佐弁ヒーローともいうべき坂本竜馬(龍馬)をはじめ、今や方言を話す登場人物(方言キャラ)はさまざまなコンテンツには欠かせない。ドラマや映画だけでなく、宝塚の舞台や『ライオンキング』にもユニークな方言キャラが登場。方言女子・方言男子に萌える「方言萌えマンガ」は花盛り。ゆるキャラ界やラップの世界でも方言キャラは活動的である。本書では、「方言キャラ」がこうした多様なコンテンツに現れるその理由と背景を探索する。図版多数掲載。

<書評情報>
『語文』第172輯(日本大学文理学部国文学会 学術誌、2022年3月)
『北九州国文』第49号(福岡県高等学校国語部会 北九州地区部会、2022年3月)

<目次>
はじめに
第1章 「そだねー」と記憶に残る「方言キャラ」
コラム1 記憶に残る「方言キャラ」

第2章 方言ヒーロー、リョウマ見参!

第3章 方言ヒーロー/ヒロインは幕末ものに咲く!
コラム2 そして「寧」は、「方言キャラ」に

第4章 勝海舟はなぜべらんめえキャラなのか
コラム3 初の信長「方言キャラ」小説?――『下天は夢か』

第5章 更新される「ライオンキング」のご当地方言キャラ

第6章 方言キャラ in 宝塚

第7章 メディアミックスと「方言キャラ」――『幕末太陽傳』日活版と宝塚版
コラム4 江戸落語における「方言キャラ」――ニューカマー弁としての「九州弁」

第8章 ヴァーチャル方言とラップは相性がいい!?
コラム5 方言ラップ元祖「俺ら東京さ行ぐだ」から進化形「TSUGARU」まで

第9章 「方言萌え」コンテンツが「ゴールデンタイム」にせり出すまで
コラム6 「方言コスプレ」キャラ in ムラカミ文学

第10章 「方言萌えマンガ」の登場とその行方
コラム7 「テニミュ」から見る新たな第三極「沖縄方言キャラ」

第11章 「方言キャラ」の明日はどっちだ!?

 文献一覧
 方言コンテンツ・方言キャラ年表
 索引(人名・事項/コンテンツ/方言キャラ)

目次