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科学と仮説(ちくま学芸文庫 ホ23-1)

アンリ・ポアンカレ  著

南條 郁子  翻訳
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価格 \1,210(税込)         
発行年月 2022年01月
出版社/提供元
筑摩書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 325p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/科学社会学・科学技術史・科学哲学 /科学社会学・科学技術史・科学哲学:概論
ISBN 9784480510914
商品コード 1034103441
NDC分類 401
基本件名 科学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年02月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034103441

著者紹介

アンリ・ポアンカレ(著者):アンリ・ポアンカレ(Jules-Henri Poincaré)1854 - 1912年。数学者、物理学者、科学哲学者。フランス、ナンシーで、医学者の家庭に生まれる。エコール・ポリテクニーク、パリ高等鉱業学校を経て、パリ大学にて数学の博士号を取得。同大学にて、数学、数理物理学、天文学などの教鞭を取る。フランス科学アカデミー会員(幾何学部門)。アカデミー・フランセーズ会員。ポアンカレ予想の提唱者、またフラクタルやカオス理論の先駆者としても有名。多方面で優れた業績を残し、「最後の万能学者」とも呼ばれる。
南條 郁子(翻訳):南條郁子(なんじょう・いくこ)翻訳家。訳書に『数の歴史』(D ・ゲージ著、創元社)『数学は最善世界の夢を見るか?』『予測不可能性、あるいは計算の魔』(I・エクランド著、みすず書房)『生命科学の実験デザイン』(G・D・ラクストン、 N・コルグレイヴ著、名古屋大学出版会)『「蓋然性」の探求』(J・フランクリン著、みすず書房)など。

内容

科学の要件とは何か? 仮説の種類と役割とは? 数学と物理学を題材に、関連しあう多様な問題を論じる。規約主義を初めて打ち出した科学哲学の古典。===数学はなぜ科学といえるのか、連続体や幾何学空間の概念はどこから生まれたか、仮説にはどういう役割と種類があるか、科学は自然に対してどういうスタンスをとるべきか――。「ポアンカレ予想」の提唱者としても名高い科学者が、数学・物理学を題材に、関連しあう多様な哲学的問題を論じる。「幾何学の公理や物理学の原理は、人間が自由に決めた定義、あるいは人間の精神が創った規約である」という「規約主義」の立場を打ち出した。科学の要件に迫り、刊行時大反響を呼び、アインシュタインら若き科学者たちを「何週間か呪文をかけられたように」高揚させたという科学哲学の古典。オリジナル新訳。===幾何学の公理や物理学の原理――それらは人間の精神が創った規約である===【目次】はじめに第1部 数と大きさ第1章 数学的推理の本性について第2章 数学的な大きさと実験第2部 空間第3章 非ユークリッド幾何学第4章 空間と幾何学第5章 実験と幾何学第3部 力第6章 古典力学第7章 相対運動と絶対運動第8章 エネルギーと熱力学第3部の全体的結論第4部 自然第9章 物理学における仮説第10章 近代物理学の理論第11章 確からしさの計算第12章 光学と電気学第13章電気力学第14章物質の終わり出典索引訳者による解説とあとがき

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