内容
【読者対象】
ICT(情報通信技術)を学ぶ学生。特に、現代社会の生活や仕事、娯楽、コミュニケーションなどに用いられている技術やリテラシーについて初歩的な内容から応用分野までを理解したい学生。
【書籍の特徴】
現在の私たちの生活はICTの上に成り立っています。CG、ゲーム、音楽、映像、Web、SNS、電子マネーなど、これらのいずれにも関わらずに生活している人はいないでしょう。これらの基本にはコンピュータやスマートフォン、インターネットがあります。本書では、これらの技術について体系的に説明し、情報リテラシー、メディアリテラシーにも触れるほか、AI、ブロックチェーン、量子コンピュータなどの最新のトピックも概説しています。
【各章について】
1章はICT の意味と意義などイントロダクションとなっています。2章ではコンピュータのしくみについて解説しています。3章はコンピュータネットワークを扱っています。LANやそれらを相互に接続したインターネットのしくみを学びます。4章はWWWや電子メール,動画配信などのインターネット上のサービスの技術を説明しています。5章はスマートフォンやWi-Fiなどを中心としたモバイル通信技術を紹介しています。6章は代表的なSNSを説明しTwitterを例として情報がどのように伝播するのか解説しています。単にしくみの話だけでなく,リテラシーとしてのSNSの活用についても踏み込んでいます。7章は検索サービスのしくみと利用法を具体的に説明しています。8章はプログラミングについての基本的な概念と各種のプログラミング言語について紹介しています。9章はサーバ技術、10章はセキュリティ技術について説明しています。最後に11章はそのほかのトピックを取り上げています。
【著者からのメッセージ】
ICTの世界は技術の進歩とともに目まぐるしく変化しています。ある時点の技術を切り取って紹介してもあっという間に陳腐化してします。したがって、書籍の形でICTを説明するにあたり、基礎的な事項をしっかり示すことと、特に携帯電話技術などについては技術の流れを示すことを心がけました。本書が様々なメディア分野を学び、メディアを活用していく人たちにとって、必要な時に立ち戻って読んでもらえる入門書として活用してもらえることを祈っています。