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コモンズとしての海(海とヒトの関係学 5)

秋道 智彌, 角南 篤  著

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価格 \1,760(税込)         
発行年月 2022年03月
出版社/提供元
西日本出版社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 279p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/理工学/環境科学・工学/環境科学・工学
ISBN 9784908443695
商品コード 1034398885
NDC分類 519.4
基本件名 海洋汚染
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年04月3週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034398885

著者紹介

秋道 智彌(著者):1946年生まれ。
山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。
京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職。
著書に『魚と人の文明論』、『サンゴ礁に生きる海人』『越境するコモンズ』『漁撈の民族誌』『海に生きる』『コモンズの地球史』『クジラは誰のものか』『クジラとヒトの民族誌』『海洋民族学』『アユと日本人』等多数。
角南 篤(著者):1965年生まれ。
1988年ジョージタウン大学School of Foreign Service卒業、1989年株式会社野村総合研究所政策研究部研究員、2001年コロンビア大学政治学博士号(Ph.D)。2001年から2003年まで独立行政法人経済産業研究所フェロー。2014年政策研究大学院大学教授、学長補佐、2016年から2019年まで副学長。
2017年6月より(公財)笹川平和財団常務理事、海洋政策研究所所長。2020年6月より同財団理事長。

内容

日本財団と共同で作ってきた「海とヒトとの関係学」も5巻目になりました。
今回のテーマは、コモンズとしての海。
地球温暖化か叫ばれる中、その上昇した熱のほとんどを吸収してきたのが海です。
地球史における海と地球の変遷。
人間が追い詰める海の環境。
温暖化が追い詰める海洋民。
などを検証したうえで、海の持続可能性を探ります。

<目次>

はじめに 気候変動と海のコモンズ

第1章 海から人類史をとらえなおす
1.地球史における海と地球の変遷
2.人間が追いつめる海の環境
3.オホーツク海・親潮域の生物生産と気候変動

第2章 温暖化と海洋民
4.ウォーレシアを超えた旧石器時代サピエンスの渡海
5.近世の漁況変動と地域の自然資源利用
6.古代・中世の漁撈と沿岸環境
7.バジャウ人の移動する生き様

第3章 コモンズとしての海
8.海洋保護区とグローバル・コモンズの挑戦
9.海の持続可能性を求めて
10.北極海と北極協議会のゆくえ
11.気候難民と公正性
12.国連気候変動枠組条約とグローバルコモンズとしての海洋

おわりに 気候変動と海洋

用語集