丸善のおすすめ度
英国若者文学論~国家が拡張をあきらめたとき、若者はどのように大人になっていくのか~
|
在庫状況
有り
|
お届け予定日
3~4日
|
|
|
価格
\3,190(税込)
|
|
|
|
発行年月 |
2022年05月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
346p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/文学/イギリス文学 |
---|
|
|
ISBN |
9784909812865 |
---|
|
商品コード |
1034441524 |
---|
NDC分類 |
930.26 |
---|
基本件名 |
英文学-歴史 |
---|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2022年06月3週 |
---|
|
商品URL | https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034441524 |
---|
著者紹介
川島 健(著者):同志社大学文学部教授。ロンドン大学ゴールドスミス校にてMphil取得。東京大学大学院にて博士号取得(2008)。早稲田大学高等研究所助教、広島大学大学院文学研究科准教授、同志社大学文学部准教授を経て現職。
主な著書に、『演出家の誕生:演劇の近代とその変遷』(彩流社、2016年)、『ベケットのアイルランド』(水声社、2014年)、『ベケットを見る八つの方法』(共編著、水声社、2013年)、『サミュエル・ベケット!』(共編著、水声社、2012年)。
訳書にジェイムズ&エリザベス・ノウルソン『ベケット証言録』(共訳、白水社、2008年)。
内容
若いってことはこんなかわいい小さな機械みたいなものだ。
(『時計じかけのオレンジ』より)
戦争・階級・歴史からの脱却と解放。
イギリスが帝国主義から、第一次・第二次世界大戦を経て 福祉国家へと変化するなかで、
どのように成長すべきか思案する若者たちの姿を文学に見る。
19世紀後半から20世紀中期のイギリス。
文学に描かれる若者たちとかれらの成長に 時代の価値観や国家のあり方はどのように投影されてきたのか。
【主な目次】
第一章 夢と地理学:ラドヤード・キプリング「ブラッシュウッド・ボーイ」
第二章 帝国主義の美学:オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
第三章 冒険と中産階級:J・M・バリー『ピーター・パン』
第四章 第一次世界大戦の若き詩人たちと戦場のジェンダー:ルパート・ブルック、ロバート・グレーブズ、ウィルフレッド・オウエン
第五章 陽気な若者たちと狂乱の一九二〇年代:イーブリン・ウォー『卑しい肉体』
第六章 豊かな時代の怒れる若者たち:ジョン・オズボーン『怒りを込めて振り返れ』
第七章 不良少年の誠実と忠誠:アラン・シリトー「長距離走者の孤独」
第八章 母と娘のキッチン:アーノルド・ウェスカー『ルーツ』
第九章 戦後若者たちの戦争:アラン・シリトー『土曜の夜と日曜の朝』
第一〇章 都市と若者と人種暴動:コリン・マッキネス『アブソリュート・ビギナーズ』
第一一章 若者たちの選択の力:アントニー・バージェス『時計じかけのオレンジ』