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ヴァンデ戦争~フランス革命を問い直す~(ちくま学芸文庫 モ19-1)

森山 軍治郎  著

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価格 \1,650(税込)         
発行年月 2022年05月
出版社/提供元
筑摩書房
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 531p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/フランス史
ISBN 9784480511171
商品コード 1034469098
NDC分類 235.06
基本件名 フランス革命(1789〜1799)
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年06月2週
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034469098

著者紹介

森山 軍治郎(著者):森山 軍治郎(もりやま・ぐんじろう)1941-2016年。北海道生まれ。専門はフランス革命史、日本近代民衆史。北海道大学文学部卒業ののち、専修大学北海道短期大学教授などを務めた。著書に『民衆蜂起と祭り』、『民衆精神史の群像』、『フランス田舎放浪記』などがある。

内容

革命政府に対するヴァンデ地方の民衆蜂起は、大量殺戮をもって弾圧された。彼らは何を目的に行動したか。凄惨な内戦の実態を克明に描く。解説 福井憲彦===「自由・平等・友愛」を掲げて行われたフランス革命。その革命政府によって課された重税、徴兵令や、カトリック教会への抑圧などに反発して起こったフランス西部・ヴァンデ地方の民衆蜂起は、「カトリック王党軍」という反乱軍を組織して、共和軍との数年に及ぶ内戦へと突入した。革命政府は、ヴァンデ地方での無差別の大量殺戮をもってこれを弾圧し、1793年から96年にかけて革命の名の下に数十万の民衆が犠牲となる。ヴァンデの人々はフランス革命をどう捉え、何を目的に行動したか。史料に基づいて、「後進地域の狂信的民衆による反革命蜂起」とみなされてきた戦争の実態を克明に描く。   解説 福井憲彦===「自由・平等・友愛」の名の下に、数十万の民衆が犠牲となった――苛烈な〈内戦〉の実態===【目次】Ⅰ つくられたイメージⅡ 革命への期待と願望Ⅲ 急旋回――抵抗の原因をめぐってⅣ 怒濤のごとくⅤ 連戦連勝Ⅵ 民衆の組織・論理と感性Ⅶ 防衛戦への転化Ⅷ 西北西の風に抗してⅨ 処刑と虐殺Ⅹ その後のヴァンデおわりに  文庫版解説 地を這うように歴史を見つめ、今とこれからを考えたい(福井憲彦)参考文献  ヴァンデ戦争史年表  人名・地名索引

目次