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石が書く

ロジェ・カイヨワ  著

菅谷 暁  翻訳
在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 2週間 
価格 \4,620(税込)         
発行年月 2022年08月
出版社/提供元
創元社
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 134p
大きさ 24cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/文化・芸術・社会意識
ISBN 9784422440361
商品コード 1034706988
NDC分類 793.9
基本件名 石(鑑賞用)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年10月1週
書評掲載誌 読売新聞 2022/10/16、朝日新聞 2022/11/19
商品URLhttps://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034706988

著者紹介

ロジェ・カイヨワ(著者):フランスの文学者・批評家。1913年ランスに生まれる。シュルレアリスト・グループとの短い交流ののち、1937年にバタイユらとともに「社会学研究会」を設立。1952年にはユネスコが発行する国際的な学術誌『ディオゲネス』を創刊して編集長となる。『神話と人間』(1938)からはじまる著作のテーマは、神話・聖性・遊び・戦争・幻想芸術・夢など多岐にわたり、「知の巨人」と称される。遠く離れた領域の知を結びつける方法論「対角線の科学」を提唱した。邦訳書に『人間と聖なるもの』『夢の現象学』『遊びと人間』『メドゥーサと仲間たち』『戦争論』『幻想のさなかに』『イメージと人間』『反対称』『蛸』『アルペイオスの流れ』などがある。1978年没。
菅谷 暁(翻訳):1947年生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。東京都立大学大学院仏文学科博士課程退学。科学史・文学専攻。訳書にセリーヌ『ゼンメルヴァイスの生涯と業績』(倒語社、1981)、コイレ『ガリレオ研究』(法政大学出版局、1988)、ビュフォン『自然の諸時期』(法政大学出版局、1994)、ゴオー『地質学の歴史』(みすず書房、1997)、ラドウィック『太古の光景』(新評論、2009)、『化石の意味』(共訳、みすず書房、2013)『デヴォン紀大論争』(みすず書房、2021)などがある。

内容

風景石、瑪瑙、セプタリア(亀甲石)など、特異な模様をもつ石。それらは人の想像力にどう働きかけてきたのか。石の断面の模様と、抽象芸術作品が交わる地点はあるのか。聖なるもの、遊び、神話、詩学、夢といったテーマを縦横に論じてきたカイヨワが、自らの石コレクションをもとに、「石の美は、普遍的な美の存在を示している」と論じた、他に例を見ない論考。1975年に新潮社から翻訳が刊行されながら、長らく日本語では入手困難であった美しい名著を、新たな翻訳で刊行。

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